箱根強羅温泉といえば、明治大正期に政財界の要人達の別荘地として栄えた所。「強羅花壇」も旧閑院宮(かんいんのみや)別邸の地に建ち、今なおその趣を引き継いでいます。
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国内外問わず人気を誇る、日本を代表する名旅館

「強羅花壇」。旅好きな人であれば、誰でも一度はこの名を耳にしたことがあるかもしれません。常にゲストのニーズに応えるべく進化を続け、国内はもとより、海外からも人気を集めるこの宿は、高いリピーター率を誇ることでも知られています。

もともとここは旧閑院宮載仁(ことひと)親王が避暑のために建てた由緒ある別邸でした。そこに新しく旅館としての命を吹き込んだのが昭和27年のこと。平成元年には全面改装を実施。心地よい接客と相まって、世界中の優れたホテルやレストランのグループ「ルレ・エ・シャトー」にも推薦を受け、加盟。「強羅花壇」としての独自色を強めつつ、日本を代表する旅館として成長を続けています。
宿のシンボル、長さ120mの柱廊

約1万坪の広い敷地には、手入れの行き届いた日本庭園、別邸を復元した「懐石料理 花壇」などもあり、敷地全体に上質な雰囲気が漂います。

到着して、まず度肝を抜かれるのがガラス張りの柱廊。ロビーと月見台とを結ぶこの柱廊は長さなんと120m!見上げれば格の高い格天井。途中には山見のバルコニーも。廊下で四季を感じた日本の古き良き文化を継承しようとあえて設置したスペースだそうで、宿の象徴ともいえる存在。この柱廊を進むごとに、まとっていた日常の鎧がするする解けていくのがわかります。
意匠の異なる全38室

部屋は箱根連山を望むスタンダードの和室から、露天風呂付きの和室、離れ、貴賓室まで全38室。いずれのタイプも広く、ゆったりとした造り。華美な装飾などはありませんが、隅々まで目が行き届いて清浄そのもの。ここにも、もてなしの心を感じます。

部屋によって意匠は異なりますが、一番の相違は露天風呂の風情でしょう。たとえば旧宮家の庭園に佇む一軒家、離れの「泉心」は黒御影石の露天風呂。大文字山の雄姿を眺めながら湯に浸かれます。

また、離れ貴賓室「花香」は贅沢にも巨岩をくり抜いた湯船。スチームサウナとジャグジーを備えた部屋もあって、よりどりみどり。心が躍る設えです。
この宿には3本の源泉があり、うち2本は庭園内から湧く自家源泉。無色透明の弱アルカリ性単純温泉で、柔らかい肌触りです。
温水プールでリゾート気分も

食事は基本的にはお部屋で。全国から厳選された食材に、地元・駿河湾や相模湾の新鮮な魚介類を織り交ぜた本格的な懐石料理を楽しめます。鮮やかな彩り。器との調和。季節を感じる料理を前にすると、つい杯が進んでしまうでしょう。また好評なのが「柚子みつ」。天然の柚子果汁とハチミツだけで作ったこの宿のオリジナルでお土産にもぴったりです。

日本情緒あふれた和の旅館には珍しいことですが、実は1年を通して使える温水プールもあります。ガラスの天井から陽が差し込むモダンなプールで、デッキチェアでのんびりしているとまるで南国リゾートでも訪れた気分に。

ここに泊まっていると、宿から一歩も外に出たくなくなるのを実感する「強羅花壇」。それどころか、何泊も過ごしてみたいと願ってしまう…。そんな人は一人二人だけではないはずです。
強羅花壇
神奈川県/箱根強羅温泉












