セレクション

東京から2時間以内で行ける穴場の温泉宿6選

遠くまで足を運ぶ時間はないけれど、日常とは異なる場所で癒されたい。そんな人におすすめの宿6選をご紹介します。東京から2時間以内で行ける穴場の温泉地、そこには上質のリラックスが待っています。

焼津港の真ん前にある食の宿

湊のやど 汀屋(静岡/やいづ黒潮温泉)

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2月下旬には早咲きの桜が咲き、一足早く春満開となった焼津。
静岡県中部に位置する焼津へは、東海道新幹線とJR東海道線本線を使って1時間40分あまり。あっという間に、潮風に包まれた港町に到着します。
その焼津で150年以上に渡って営業を続ける「湊のやど 汀屋」。
目の前が焼津の港。ゆりかもめが舞い、港を行き交う船を眺められる好立地です。
温泉はよく温まり、湯冷めしにくい塩化物泉。部屋は、広い窓から港の様子が一望できる料亭風のタイプが3室と、落ち着いた雰囲気の離れ屋風のタイプが5室。全8室、すべての部屋に露天風呂が備えられています。

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焼津といえば、遠洋漁業の一大基地。「湊の宿 汀屋」では、おいしいマグロやカツオを始め、駿河湾の新鮮な魚介料理が楽しめます。
なかでもマグロのカマをじっくり揚げて秘伝のタレで味を付けたカマの唐揚げは、この宿の名物料理。朝食でも削りたての鰯節・鯖節・鰹節の食べ比べができるなど、焼津ならではの食の演出も好評です。

都心隣接の歴史ある湯宿

鶴巻温泉 元湯陣屋(神奈川/鶴巻)

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新宿から小田急線で60分。仕事を終えてから電車に乗っても十分間に合う、そんな都心隣接の湯宿が、「鶴巻温泉 元湯陣屋」。
「陣屋」と書かれた提灯に火が灯ったエントランスの向こうに広がるのは、1万坪の広大な日本庭園。満開の桜。木々の緑。天高く伸びる竹林。燃える紅葉。どの季節に訪れても、期待を裏切らない美しさに満ちています。
陣太鼓の音に迎えられたら、早速、露天風呂へ。この宿の湯は丹沢山塊の地下深くから湧き出ており、神奈川県では最も早く飲泉が認められたとか。

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夕食は旬を巧みに取り入れた、彩り鮮やかな会席料理。時には庭園で採れた梅やわらび、たけのこなどを使ったメニューも並びます。
部屋は露天風呂付き、檜風呂付きなど、全20室。館内には、代々の当主が集めてきた古美術品が飾られており、それらを鑑賞して歩くのも、楽しみの一つ。100年の歴史ある空間に身を置いていると、日頃の忙しさを忘れてしまいそうです。

ワイナリーが営む、甲州の山里の宿

笛吹川温泉 別邸 坐忘(山梨/笛吹川)

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本館の部屋にプラスして、2015年秋に9室の露天風呂付き離れがオープンした「笛吹川温泉 別邸 坐忘」。
現存する日本最古のワイナリー「まるき葡萄酒」が営む宿で、山梨県甲州市の笛吹川のほとりにあります。
ワイナリーが営むだけあって、ライブラリー室には無料で楽しめる試飲用のワインが。お気に入りのグラスをかたむけながら本を読むひと時は、まさに至福の時間です。

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個室の食事処では、地元・山梨の食材をふんだんに使った懐石料理が、築120年の古民家を移築した食事処「茶料理 懐石まる喜」では、主人自らが提供する茶懐石がいただけます。どちらの夕食でも、甲州ワインとのマリアージュが楽しめるのが嬉しいところ。朝ごはんに出される土鍋の炊き込みご飯も絶品ですよ。
温泉は、日本庭園を眺めながら入れる露天風呂。所々に大きな石を配した露天風呂の奥には、坐忘名物の洞窟風呂もあり! 全て源泉掛け流し。ほのかに硫黄臭がある高アルカリ性の温泉なので、ゆっくり楽しんで。

客室露天風呂で、のんびり時間

糸柳別館 離れの邸 和穣苑(山梨/石和)

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春になると桃の花が咲き誇り、辺り一帯を桃色に染める山梨県の石和温泉。「糸柳別館 離れの邸 和穣苑」は、そんな石和温泉の中心街からやや離れた、静かな一角にあります。
全12室。この宿でぜひ泊まってみたいのは、露天風呂付きの離れ。「鳳凰」「金峰」「瑞垣」「鶯宿」「笛吹」の5室あり、それぞれに意匠の異なる露天風呂を備えています。なかでも「鳳凰」の露天風呂は、自然石を使った野趣溢れる造り。部屋も広々としており、くつろぎ時間を思う存分満喫できますよ。

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「和穣苑」では、石和温泉の共同源泉から湯を引いているほか、天然の活性石を用いた「薬石循環システム」を導入。活性石からミネラル成分が湯に溶け出しているので、肌がツヤツヤになるとか。この活性石温泉は、1階客室露天風呂、露天風呂、大浴場の内湯で楽しめます。
夕食は月替わりの創作料理。器選びにも、ワクワクするような演出が施されています。

伊香保の黄金の湯を堪能

香雲館(群馬/伊香保)

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関越自動車道を利用して車で約90分。群馬県を代表する名湯、伊香保温泉にある「香雲館」は、全10室に内湯と露天風呂を備えた宿。
竹、漆、組子細工、書、襖絵など、それぞれの分野の作家が手がけた部屋の意匠が本当に見事。美しく造作された空間に身を置いていると、五感が研ぎ澄まされていくのを感じます。
オススメは大浴場「あうるの湯」。伊香保ならではの茶褐色の天然温泉で、この黄金の湯は、伊香保でも貴重になってきているとか。一方、客室の露天風呂は、美濃白川産の麦飯石を通したミネラル豊富な薬湯。美肌効果が期待できますよ。

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夕食は、季節替わりの献立で。群馬が誇る上州牛を中心に、その季節にいちばんいい素材を全国から取り寄せ、提供しています。
「香雲館」では、アロマやアーユルヴェーダ、和式マッサージ、アカスリなど、スパも充実。忙しい自分へのご褒美にどうぞ。

谷川岳の雄姿に癒される宿

別邸 仙寿庵(群馬/谷川)

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標高1977m。雪をいただく谷川岳を借景に建つ「別邸 仙寿庵」。
アーティスティックな京土壁、職人芸が光る組子障子など、和の伝統技術とモダンな感性が調和した館内は、居心地の良さを実感します。
カーブを描くガラス張り廊下の向こうに広がるのは、たっぷりの緑をたたえた庭。まずはこの庭に出て、谷川岳の雄姿をながめながら、深呼吸をひとつ、ふたつ。東京から1時間もかからないのに、空気の質が全く異なることに気づきます。
さらに奥まで進んで行くと、ウッディな読書ルームが見えてきます。散策に疲れたら、ここで過ごすのも手。

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6タイプ18室、すべての部屋が露天風呂付き。パプリック用の露天風呂と大浴場は渓谷沿いにあって、嬉しいことに源泉掛け流し100%。疲れをじんわりほぐしてくれますよ。
食事は、みなかみ町のブランド米「水月夜」や最高級ニジマス「ギンヒカリ」など、地元の食材を活かした体に優しい懐石料理。目での舌でも味わって。

温泉があって、うまいものがあって、上質なサービスがある。そんな3拍子揃った宿なら、思い立った時にすぐ出かけたいもの。東京至近だけれど、旅心を感じられる宿に是非お出かけを。

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