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日本有数の濃厚な強食塩泉と山里の滋味を味わう
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日本有数の濃厚な強食塩泉と山里の滋味を味わう 妙湶和樂 嵐渓荘(新潟県/越後長野温泉)

「妙湶和樂 嵐渓荘」は、新潟の秘湯、越後長野温泉の山里に佇む一軒宿。関東方面からは車で4時間半ほどかかりますが、それだけの時間を使ってでも訪れたい魅力がある宿です。

越後長野温泉の一軒宿

立地するのはJR燕三条駅から車で40分ほど入った静かな山里。新潟の秘湯と呼ばれている越後長野温泉です。聞きなれない温泉名ですが、それもそのはず、越後長野温泉にあるのはこの「妙湶和樂 嵐渓荘」の一軒だけ。とは言っても、県道183号沿いに大きな看板があるので迷うことはありません。

さて、初めて「嵐渓荘」を訪れた人はみな、その宿の佇まいに心を奪われるに違いありません。木造りの3階建て。てっぺんには望楼。まるで映画のワンシーンに入り込んだような懐かしい風情が漂います。

この建物は昭和の初め頃、燕駅前にあった旅館を移築したもの。静かに時を紡いできた建物ならではの風格がたっぷりで、国の登録有形文化財にも指定されています。古き良きものを求める人にはたまらない雰囲気です。

登録有形文化財の「緑風館」と渓谷沿いの「渓流館」

「嵐渓荘」には登録有形文化財に指定されている「緑風館」と渓谷沿いの「渓流館」、合わせて17室が設けられています。「渓流館」のお部屋では、大きな一枚窓から陽がたっぷり差し込み、守門川沿いの景色を眺めながら過ごせます。

杉やナラの木立の美しさは言うまでもありませんが、新潟の山懐ということもあり、雪の季節も格別。窓の外にはしんしんと降る雪の夜の、水墨画のような世界が広がります。

まず温泉ありき。日本屈指の強食塩泉

そもそも宿がここにできたのは、この宿の初代当主が温泉を掘り当てたから。しかもその湯は舐めてみるとかなり塩辛い、日本でも有数の強食塩泉。かつては薬として利用されたほど薬効があり、切り傷や皮膚病、冷え性、婦人病、病後の疲労回復などに効果があるといわれています。

冷鉱泉なのでもちろん加温していますが、塩の湯はよく温まると評判で、宿では無料の貸切風呂の「石湯」と「深湯」、大浴場の「真木の湯」と「妙の湯」で楽しめます。なかでも「深湯」は深さ約130㎝! 湯の中にゆらゆらと漂うような浮遊感はなかなか他では味わえないでしょう。

山里の滋味深い会席料理と温泉粥

ここの温泉は、実は料理にも活用されています。その一例が朝食の温泉粥。源泉に含まれるミネラルや濃厚な塩分が複雑な旨味を醸すそうで、それはまるでほのかな昆布茶のようとか。地元産コシヒカリとの相性も良く、一口ごとに体が澄んでいくようです。

そして、もうひとつの自慢が湧水(真木の清水)。良い水は料理の基本。贅沢なことに調理にはすべてこの湧水が使われています。さらに山菜や米、旬の野菜、アユ、イワナ、ヤマメなど清流の川魚。それら素材の良さを活かした山里の会席料理が楽しめるので、お酒がついつい進むこと、請け合い。

特に「鯉のあらい清流仕立て」は、地元で育った鯉を清流で泥抜きしているため、臭みは全くなし! コリコリとした食感を味わえます。

お腹が満足したら、再び温泉へ。よく温まる塩の湯は深い眠りへ誘ってくれるでしょう。

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