まるで人の腕のように戸田港を優しく抱く景勝地・御浜岬。その小高い丘の頂に佇む「富士青藍」は、西伊豆の地で富士山と駿河湾を望む1日5組限定の宿です。今回は一休コンシェルジュ編集部が取材を実施。富士山と海が織りなす絶景、地元の新鮮食材をふんだんに使用した美食を満喫できる、宿の魅力を取材してきました。
目 次
ロビーで出迎えてくれる雄大な富士山の景色

公共交通機関でのアクセスの場合、三島駅または修善寺駅からは、送迎サービス(事前予約制)が利用可能な「富士青藍」。美しい海を望みながら宿に足を踏み入れると、まずロビーに広がるのは富士山、青い海、そして青い空。思わずはっとする景色に目が釘付けになります。
全5室に露天風呂・サウナを完備!150平米の贅沢空間

今回取材させていただいたのは「天原」というお部屋。リビングルームからは壮大な富士山の絶景を望み、150平米という広々とした空間は天井も高く、圧倒的な開放感に包まれます。

客室名称は異なる空の色をイメージしているそうで、ドイツ・ミュンヘンを拠点とするインテリアブランド「KARE」の家具や漆のアートを取り入れ、それぞれのテーマにあった空間を演出しています。シルバーの輝きをテーマにした「天原」は、落ち着いた雰囲気のソファや家具で彩られていました。

チェックインは、お茶菓子を味わいながらゆったりと。上段には「伊豆の山づと」と「伊豆逢初」という風味豊かな和菓子。下段にはバームクーヘンとフィナンシェが並びます。これらはロビーの売店でも販売しているので、気に入ったら旅のお土産として購入可能なのもうれしいですね。

床には、日本の伝統的な木材表面加工技法のひとつ「なぐり加工」が施されており、歩くたびに木肌から溢れるぬくもりを感じます。

館内のあちこちで見られる独特の味わいを持った木材は、岐阜県の山奥の古民家を解体した際に出る古材や廃材を使用しているそう。古き良き素材を新しい時代のおもてなしに活用していくという、サステナブルな取り組みにも力をいれています。

デッキテラスには、露天風呂を完備。湧き出るのは、天然の戸田温泉です。高台に位置する宿の湯船からは、駿河湾と雄大な富士山を同時に一望できます。朝昼夕と、時間の流れとともに移り変わる景色を眺めながら、とっておきのひとときを過ごしてみては。


さらに贅沢なのが、プライベートサウナまで備わるところ。宿オリジナルのアロマオイルも用意されているので、ロウリュウのたびに優しい香りに包まれることでしょう。絶景とともに“ととのう”時間を味わえる、ここならではの滞在を満喫できますよ。


お部屋に備わるドリンク類も充実しています。コーヒーマシンには、伊豆半島唯一のクラフトコーヒーロースタリーである「Archipelago Roastery」のインドネシア産コーヒー豆・マンデリンを完備。冷蔵庫のなかにあるアルコール類を含めたドリンクもインクルーシブでいただけます。スパークリングワイン、ビール、そして日本酒など、思い思いに楽しみましょう。

冷凍庫には静岡県産の素材で作られた「やさしいあいすくりーむ」の抹茶と塩ミルクも。抹茶に使用しているのは、静岡県産有機抹茶。塩ミルクには静岡県・井田地区の海水を炊き上げた海水塩を使用しています。美味しいだけでなく、地元食材にこだわり、香料・着色料・乳化安定剤不使用など、身体に優しいアイスクリームを提供しているところに宿の心遣いを感じます。


ベッドルームの奥には、広々としたウォークインクローゼットがあり、パジャマ、スウェット、浴衣など3種類のナイトウェアが用意されています。好みに合わせて自由に選べるのがうれしいですね。食事処は服装自由なので、パジャマでいくのもOKだとか。

そのほか衣類用のアイロン、ヨガマット、さらにはサウナハットやサウナウェアなども用意されていて、アメニティが充実していました。


洗面所はWシンク。ゆったりとした空間に大きな鏡が配されていて、使い心地がよいです。ドライヤーは、人気ブランド「REPRONIZER(レプロナイザー)」シリーズの「27D Plus」が完備され、歯ブラシは電動式!そのほかにもかわいらしい和柄のヘアクリップがあるなど、細部までこだわりが詰まっていました。

スキンケアは、ヒト骨髄幹細胞順化培養液を高配合した幹細胞コスメの自社ブランド「MISUZU」。実際に使ってみましたが、肌がもっちりとうるおうこと。こちらの製品も売店で販売しているそうです。

バスローブも「MISUZU」のもの。フード付で見た目もかわいらしいのですが、なんといっても肌触りがよく、ずっと着ていたくなる着心地なのがうれしいポイント。

室内バスも充実。こちらはテレビ付のジェットバスです。入浴剤も備わるので好きな香りを選んで、ゆったりとテレビを見ながら寛ぐのも良いですよね。
駿河湾の移りゆく景色を味わう「夕陽見テラス」

こちらは夕陽を眺めるためだけに設けられたという「夕陽見テラス」。ワインをはじめ、焼酎・日本酒といったアルコールのほか、先述した「Archipelago Roastery」のコスタリカ産カトゥーラを使った水出しコーヒーやプチケーキなどのスイーツを無料で楽しめます。


チェックインから21時半まで、翌日は朝食後からチェックアウトまでと、滞在中自由に利用可能です。時間ごとに移り変わる景色をのんびりと眺めながら、寛ぎのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
駿河湾の海の幸と新鮮な野菜をふんだんに使った豪華な創作和食

食事は、ロビーがある建物内の個室ダイニングでいただきます。天井が高く大きな窓が配された空間は非常に開放的。プライベートな空間で富士山と海を望みながら味わうと、お料理がより一層美味しく感じられること請け合いです。

供されるのは、駿河湾で獲れた新鮮魚介と直営農場から届く野菜たち。魚介は、地元の漁師がその日そのときの潮に合わせて水揚げしたものを毎朝直送で仕入れているそうです。日本一の深さを誇る駿河湾には1,000種以上の魚類が生息しているそうで、メニューにもさまざまな魚介が名を連ねます。

料理長・土屋昭典氏は、東京・銀座の料亭「日本料理 むなかた」で研鑽を積み、旅館やホテルで料理長を務めた後「富士青藍」を運営する「株式会社ウエストクリエイティブ」に参画。素材の旨味や滋味、四季折々の味覚を活かす和食をベースに、土屋氏のエッセンスを加えた創作料理へと昇華します。

お料理のハイライトは、一人一尾を贅沢に使用した「伊勢海老の具足煮と蒸し野菜」。一人前とは思えない圧倒的なボリュームで、心から満足すること請け合いです。伊勢海老のお出汁がたっぷりと染み出したスープも最後まで堪能しましょう。

メインの肉料理の「静岡ブランド黒毛和牛『静岡そだち』のサーロインステーキ」は、外はサクッとなかは歯で簡単に嚙み切れてしまうほどの柔らかさ。58度の低温でじっくりとローストしたステーキに黒ニンニクソースが相性抜群です。黒コショウがまたアクセントとなって、ついつい箸が進んでしまいますよ。
朝の富士山を眺めながらいただく身体に優しい朝食

朝食も夕食と同じく個室ダイニングで。朝の暖かい光が差すダイニングからは、夜とはまた違った表情の富士山を望みます。朝食にも地元の山海の幸をふんだんに使用した、身体に優しい味わいを満喫しましょう。


木のお皿にずらりと並ぶのは、色とりどりの小鉢たち。熱々を食べられるように干物は、炭火にかけて提供されます。お出汁溢れるだし巻き卵や、本マグロのやまかけ、海老の旨味が詰まったお味噌汁など盛りだくさん。炊き立て艶々のご飯といただけば、多幸感に包まれること請け合いです。
時とともに移り変わる富士山と海の美しい景色、駿河湾の魚介たっぷりの美食に癒される滞在が叶う「富士青藍」。ここならではの魅力が詰まった宿で、非日常感溢れるひとときを味わってみてはいかがでしょうか。
富士青藍
静岡県/戸田温泉












