時には自分にご褒美を。人によってはご褒美は、温泉だったり、美食だったり、プライベート感だったり、いろいろですが、どうせなら、その全てが揃った宿で過ごす時間を自分にプレゼントしてはいかがでしょう。今回ご紹介するのは、お部屋に露天風呂が付いた高級旅館。しかも部屋食!東京から約2時間の場所で見つけてみました。
目 次
1.3ミシュランキーに選ばれた箱根強羅の別邸
強羅花壇(神奈川県/箱根強羅温泉)

新宿駅からロマンスカー、箱根登山鉄道と乗り継いで約2時間。車なら厚木ICで降り約90分。アクセス良好の箱根に立つ「強羅花壇」。旧宮家の別荘跡地という来歴と上質な和の風情。さらにはガラス張りの長い柱廊に象徴されるモダンテイストの挟み具合が絶妙で、ここにしかない独自の魅力を発しています。


全41室。どのお部屋にも泊まってみたくなりますが、今回のお勧めは、どっしりとした石の湯船の存在感が圧倒的な「別邸【曙】(2021年4月OPEN)」。枯山水の庭を眺めながら源泉掛け流しの湯に身を沈めていると、時間を忘れそうになりますよ。

お部屋でいただく食事は、駿河湾や相模湾で獲れた新鮮な魚介類メインの懐石料理。
選りすぐりのホテルとレストランだけが加盟できる「ルレ・エ・シャトー」に1991年から名を連ねているほか、2024年7月には3ミシュランキーにも選出。この評価は「強羅花壇」の実力をよく表しています。
強羅花壇
神奈川県/箱根強羅温泉
2.太平洋を友に過ごせる、館内最高峰のペントハウス
ATAMI せかいえ(静岡県/熱海)

新幹線と車を使って1時間ほど。熱海は近年再開発が進み、大きな注目を集めるようになった“古くて新しい”温泉地です。「ATAMI せかいえ」が立つのは、その熱海の海を見下ろせる高台。ロビーから、お部屋から、全25室にある露天風呂から眺められる太平洋は、ゲストを一瞬にして非日常の世界へと誘います。


最上階となる6階にある「オーシャンビューペントハウス TSUKI NO MICHI」は、この宿の最高峰ルーム。俯瞰で眺められる大海原の雄大さはもとより、約147平米という広さといい、高級感あふれる調度品といい、自分へのご褒美旅にぴったり。プライベートキッチンまで備えてあって、希望によっては専属シェフから目の前で鉄板焼きを振る舞ってもらえます。

露天風呂を満たすのはカルシウム・ナトリウム・塩化物・硫酸塩温泉。このお部屋ではぜひ、朝湯のお試しを。太平洋から日が昇る絶景に出会えます。
ATAMI せかいえ
静岡県/熱海
3.東北の名宿で味わう、かわせみ流日本料理
御宿 かわせみ(福島県/翡翠の里)

東京から福島駅で電車を乗り換え、飯坂温泉駅へ。そこからは送迎車に乗って2時間10分ほどで着く「御宿 かわせみ」。2つの川が合流する地に立つこの宿の魅力は、なんと言っても「かわせみ流日本料理」。味、食材、旬、あしらい、器……、全てにおいて吟味された料理の数々は、和食を基本としながらも、その枠にはとらわれない、まさに“かわせみ流”。繰り返して訪れるゲストが多いのも、料理のその足し引き加減に魅了されているからでしょう。


全室にテーブルと椅子が備わっているので、お部屋でもゆっくり食事が楽しめます。
露天風呂を備えたお部屋を選べば、奥州三名湯に数えられる飯坂温泉の湯に好きなだけ浸かり放題。弱アルカリ性単純温泉で、若干苦味があるという湯は、神経痛や筋肉痛、疲労回復に効果が期待できるとか。

館内は掃除が行き届き、いつ訪れてもぴかぴか。温かなもてなしにもファンが多く、東北の名宿として名を馳せています。
御宿 かわせみ
福島県/翡翠の里
4.地魚料理が自慢の、ラグジュアリーな鴨川の宿
鴨川温泉 璃庵(千葉県/鴨川市)

目の前は太平洋。後ろには嶺岡山。2022年、鴨川・太海海岸に開業した「鴨川温泉 璃庵」は、全室離れタイプの海を望む露天風呂を備えた宿。宿と海を繋ぐ水盤は100メートル×6メートルもの大きさがあり、海とひと続きになって過ごしている気分に。東京から約2時間でこの環境に身を置けるのは、かなりの好印象です。


前身が魚屋の「魚眠庵マルキ本館」が運営するだけあって、自慢は水揚げされたばかりの新鮮な魚を用いた漁師料理。「海幸料理」と銘打った、海を丸ごと味わえる料理とか。全10室のうち、「【温泉露天風呂付き】離れ客室 和室85平米(お部屋食)」には専用のダイニングルームもあるので、おこもりにぴったりです。

湯は含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉。ほのかに硫黄が香る湯で、肌がツルツルに。波音に包まれてゆったり露天風呂に浸かるもよし、大きなソファでゴロゴロするもよし。夜には水盤が瑠璃色にライトアップされ、幻想的な風情も楽しめます。
鴨川温泉 璃庵
千葉県/鴨川市
5.竹林に囲まれた名旅館で味わう本格割烹料理
柳生の庄(静岡県/伊豆・修善寺温泉)

竹林と数寄屋造り。鯉が泳ぐ池。修善寺の隠れ温泉宿「柳生の庄」に入れば、そこは侘び寂びの異次元の世界。苔むしたつくばいに流れる水音が辺りに響く、静寂な空間です。タイプの異なるお部屋が15室。


そのうち「【一樹の間】露天風呂付和室(119平米)」の露天風呂は東屋の中に設えてあって、風情たっぷり。湯船も大きく、湯は伊豆最古の歴史を誇る修善寺温泉の掛け流し。その柔らかな肌触りの湯は、ゲストをうっとりさせてくれますよ。お楽しみの食事は本格割烹料理。もともとこの宿は、東京・芝白金の料亭「柳生」に端を発しており、京懐石が基本。その上で、地元産の良食材などを加え、季節感と素材の真味を伝えることを信条としています。また、出来立てを提供することにもこだわっていて、創業以来、朝食の味噌汁もお部屋で仕上げているのだそう。

特急踊り子号とタクシーで東京から約2時間15分。新幹線を使えばもう少し早く到着する修善寺のこの宿で、ぜひ心身のリフレッシュを。
柳生の庄
静岡県/伊豆・修善寺温泉
お部屋から一歩も出ることなく、温泉も食事も叶うおこもり泊なら、プライベート感は申し分無し!ぜひ大切な人と一緒に出掛けてはいかが。東京から約2時間なら、思い立ったらすぐにでも出掛けられるでしょう。












