老若男女、季節を問わず人気の温泉旅行ですが、夏はその暑さからゆっくり湯を楽しめない……と思う方も多いはず。温泉と言っても宿にあるお風呂の温度は様々で、ぬる湯と呼ばれる温度が低めの湯は、のぼせにくくじっくり湯に浸かれるのがポイント。暑い時期の温泉旅にもぴったりです。そこで今回は、夏に溜まった疲れを解きほぐすのにおすすめしたい、ぬる湯が楽しめる温泉宿をご紹介します。
目 次
1.美しい日本庭園を有する温泉宿で、源泉掛け流しのぬる湯に癒される
四季彩一力 ~磐梯熱海温泉 創業百余年の老舗旅館~(福島県/磐梯熱海)


創業100年以上の歴史を持つ「四季彩一力 ~磐梯熱海温泉 創業百余年の老舗旅館~」は、かつて昭和天皇も観賞された美しい日本庭園「水月園」を有する温泉宿です。「水月園」は水の音に癒される小さな滝や、美しい花々が咲く通路など見どころが満載。庭園はどのタイプの客室からも見えますが、合間を見てぜひ散策を楽しんでみてはいかがでしょう。

宿には、源泉掛け流しの湯を満喫できる大浴場が備わります。通常温度の熱湯(あつゆ)のほか、ぬる湯にも源泉を使用。季節によって温度が異なるものの、27~32度ほどと低めの温度のため、熱湯である程度身体を温めてから浸かるのがおすすめです。トロトロとした泉質で美肌の湯とも呼ばれる名湯で、ゆっくり疲れを癒してみて。
四季彩一力 ~磐梯熱海温泉 創業百余年の老舗旅館~
福島県/磐梯熱海
2.豊かな自然を前に、信州の名湯でゆっくりと心身を解きほぐす
扉温泉 明神館(長野県/松本・扉温泉)


信州の名湯としても知られる、長野県の扉温泉。国定公園内の森に位置する「扉温泉 明神館」は、創業約90年の温泉旅館です。旅館ならではの和の風情とラグジュアリーさを兼ね備えた館内には、温泉露天風呂付をはじめとする様々なタイプの客室が。“何もしない贅沢”を体験するにふさわしい、自然に囲まれた空間が魅力です。

身体をリラックスさせる湯温にこだわり、大浴場のお風呂はどれもぬるめの温度に保たれています。宿のシンボルとも言える「雪月花」は、珍しい立ち湯タイプの浴槽で、眼前に広がる豊かな自然と一体になるかのような湯浴みが叶います。かつて神々が湯治のために訪れたとも言われる扉温泉。湯の持つ力が、心身をリフレッシュさせてくれることでしょう。
扉温泉 明神館
長野県/松本・扉温泉
3.茅葺屋根が目を惹く宿で、日本の原風景とぬる湯の魅力に浸る
川場温泉 かやぶきの源泉湯宿 悠湯里庵(群馬県/川場温泉)


「川場温泉 かやぶきの源泉湯宿 悠湯里庵」は、群馬県・川場村ののどかな田園風景のなかに佇む温泉宿です。広大な敷地には、茅葺屋根の客室棟を含む7つの棟が点在。日本各地にあった屋敷や民家を丁寧に移築していることから、至るところで建物が重ねてきた味わい深い風情を感じることができます。

「武尊乃湯」「弘法乃湯」「里乃湯」という3種類の湯屋があるこちらの宿。それぞれに内風呂と露天風呂を配し、源泉掛け流しの湯を楽しめます。「武尊乃湯」には、約38.5度の源泉がそのままの温度で注がれるぬる湯の湯船もあり、長い時間のんびりと浸かるのにぴったり。古き良き日本の原風景に触れる、心穏やかなひとときが叶うことでしょう。
川場温泉 かやぶきの源泉湯宿 悠湯里庵
群馬県/川場温泉
4.穏やかな瀬戸内のオーシャンビューに抱かれた、希少な源泉を楽しめる宿
えたじま温泉 江田島荘(広島県/江田島市)


全室で瀬戸内海の穏やかなオーシャンビューを満喫できる「えたじま温泉 江田島荘」。美しい景色はもちろん、地元ならではの食材を用いた料理など、島の様々な恵みが心と身体をリフレッシュさせてくれる温泉宿です。デジタルデトックスを意識し、客室にはあえてTVを置いていないのだそう。窓の外に広がる景色を眺めていれば、一日があっと言う間に過ぎてしまいそうです。

景色と食事だけでなく、もう一つ忘れてはならないのが希少な温泉を湛えた大浴場。放射能泉としては珍しい約30度の源泉を、加水・加温せずそのまま満喫できるお風呂があるのも宿の大きな魅力と言えるでしょう。内風呂と露天風呂、寝湯、ミストサウナなど設備が充実しているので、様々なかたちで温泉を楽しめます。
えたじま温泉 江田島荘
広島県/江田島市
5.日本三大秘境の景色が圧巻!野趣溢れる露天風呂でぬる湯を満喫
和の宿 ホテル祖谷温泉(徳島県/祖谷渓)


徳島県・祖谷渓の断崖という、秘境感溢れるロケーションが特徴の「和の宿 ホテル祖谷温泉」。温泉露天風呂付の客室では、山々の絶景を望む湯浴みが叶います。大浴場の露天風呂へ向かう際は、ケーブルカーを使って行くのもこの宿ならでは。日本三大秘境の大パノラマを傍らにする時間は、まさに小旅行ともいえる体験になるはず。

渓谷の谷底に到着すると、祖谷川にせり出すような造りになった、源泉掛け流しの露天風呂がお目見え。白い湯の花が浮いた湯船には、約39度のぬる湯を湛えています。豊富な湯量も特徴で、毎分1,500リットルも自噴しているのだそう。川のせせらぎを眺めながら、しゅわしゅわと泡の立つ源泉の感触を体感できます。
和の宿 ホテル祖谷温泉
徳島県/祖谷渓
夏の終わりに訪れたい、ぬる湯が楽しめる温泉宿をご紹介しました。熱すぎない温度の湯で身体を芯から温めて、夏に溜まった疲れをすっきりリフレッシュしてはいかがでしょうか。












