登録有形文化財の「桃山風呂」で知られる「信州湯田中温泉よろづや」。その別邸「松籟荘」が、装いも新たに2024年3月、復活開業!「待ちに待った」と多くのファンが声を揃える、喜びのオープンを果たしました。
目 次
アクシデントを乗り越えて、復活!

長野駅から長野電鉄の特急に乗って約45分。長野盆地の東、志賀高原への玄関口に位置する湯田中温泉は、田んぼの中から湯が湧いたことからその名がついた温泉地。開湯1350年という歴史を誇り、松代藩の湯治場として、あるいは善光寺詣の精進落としの湯として、長い間人々に親しまれてきました。

その湯をお部屋の露天風呂で好きな時に好きなだけ楽しめるのが「信州湯田中温泉よろづや」の別邸「松籟荘」。このたび開業した数寄屋造りの建物は実は3代目。登録有形文化財だった2代目「松籟荘」の焼失に伴って新築されたもので、2024年3月に開業したばかり。どこに目を向けてもぴかぴかで、木材をふんだんに用いているからか、辺り一面に清々しい木の香りが漂います。
旧松籟荘の意匠を受け継ぐ純和風のスイートルーム

お部屋は5室。全室が露天風呂と坪庭付で、そのうち3室は90平米以上。専用のダイニングルームまで設けられています。

花頭をデザインした窓やふすまなど、最も旧松籟荘の意匠を受け継いだのが「【きく】露天風呂付 純和室/95平米」。和建築の粋を集めたスイートルームで、広さは約95平米。


主室はもちろん、寝室も専用のダイニングルームも、凛とした和空間。源泉掛け流しの木造りの露天風呂に至っては、檜の香りも漂って気持ちの良い湯浴みが叶います。

上質な遠州綿紬のオリジナル作務衣や、地元のろくろ細工師の手による小物入れなど、備品へのこだわりも人一倍。いかにゲストに心地よく過ごしてもらうおうか、そんな宿のもてなしの心が伝わってきます。
登録有形文化財の「桃山風呂」は健在

お部屋の露天風呂の加えて、ぜひ訪れて欲しいのが、道路を挟んだ本館にある大浴場「桃山風呂」。伽藍建築の粋を集めた湯殿で、国の登録有形文化財。日本の大浴場ベスト10にも選ばれた名物風呂です。

中央にどんと据えられた御影石製の楕円の浴槽といい、格式ある折り上げの格天井といい、木組みの風呂場はクラシックな趣にあふれ、タイムスリップしたような心地に。

3本の自家源泉は、ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉で、無色透明、さらりとしています。

また本館の隣にある外湯の「大湯」は、1972年発行の日本温泉協会の機関誌で、東の横綱に選ばれた共同浴場。湯田中温泉の外湯は通常は地元の人たち専用ですが、この「大湯」には、本館と「松籟荘」のゲストは入浴することが可能です。
長野の食材を目で舌で味わう

長野は食材の宝庫。一つ例を挙げるなら、信州牛。りんごを食べて育つ信州牛は、実は奥信濃が発祥地。旨味たっぷりで独特の香りに特徴があります。

地元産の牛肉を、その地元でいただくのですから不味かろうはずがありません。地酒もくいくいすすみますよ。

夕食後は、薪ストーブと松本民藝家具が調和するシックなラウンジ「傳」へ。アルコール類も含めてフリーフローで提供されています。

特別栽培「木島平こしひかり」の釜炊きご飯が登場する朝食もどうぞお楽しみに。三段重の中にご飯のお供がいっぱい詰まっていて、お代わりの手が止まらなくなるかもしれませんよ。
見事な復活を果たした「松籟荘」。小林一茶も愛した歴史ある湯に、ぜひ浸かりに出掛けませんか。湯田中温泉の新たなシンボルとなるこの宿なら、きっと満足度の高いトリップとなるでしょう。
松籟荘
長野県/湯田中温泉・渋温泉郷・山田温泉












