みずまきに
さんの感想
投稿日:2021/03/29
ロビー階上の竹音ルーム。ビックリするくらい広く、よいお部屋で、正面の窓の外は竹林、リビングスペースとベッドスペースにはそれぞれ大型テレビ、テレビの下には暖炉があり、とても癒やされました。
館内は広く、想像以上に複雑で、かなり迷いましたので要注意です。
宿泊前に、気になることを問い合わせた時の電話対応がイマイチだったので、泊まる前は不安でしたが、スタッフの方はとても礼儀正しくよく教育されているな、と思いました。言えば対応してくれますが、気が利くわけではありませんので、その辺は泊まる方が要注意です。言わないと不満が残り、不自由な思いを強いられる部分が多々見受けられますので。
また、部屋のタオル追加は追加料金がかかるので、これは改善していただきたいですね。
料理長渾身のお料理は、確かに渾身の力を振り絞ったようですが、薬味同士が喧嘩するような組み合わせであったり、素材を台無しにするような調理法が見受けられますので、もう少し引き算の美学を学ばれた方が良いかと思われます。若く経験の浅い真面目な料理長かもしれないので、今後に期待しましょう。味自体は悪くなかったし、感心することも多かったです。
1つ、かなり残念だったのは、日本海側でありながら、最後のお料理に静岡県で捕れたカツオのタタキが出てきた事です。街中の地の人向けの料亭ならわかりますが、他地方の人が宿泊するホテルで太平洋側で捕れたカツオをわざわざ、しかも最後のお料理に出す事を求める人少ないでしょう。どうしても出したいなら、何種かあるお造りのうちの1種とか、前菜の1種の位置づけで良いと思います。それに、正直申し上げて、美味しいとは思えないカツオでした。この季節、石川県はホタルイカや白エビなど食材も豊富ですし、どうしてもタタキを出したいなら、石川県が力を入れているブリのタタキにするなど、もう少しセンスを磨かれた方が良いでしょう。デザートプレートの「S.mori」(森の栖)のサインも田舎臭くて吹き出しました。どうせするなら、お客様のイニシャルなどにされた方が喜ばれるでしょうね。全てはセンスの問題です。
朝食は地の食材を生かしていて、美味しい温泉玉子も出て、とても楽しめました。
ハード面は恵まれたホテルですので、後はソフト面を磨けば、更に評価の高いホテルになると思います。
宿泊日2021/03/26
利用人数1名(1室)
部屋【竹音エグゼクティブルーム】ダブルベッドルーム(和室)
宿泊プラン
【旬の特選会席プラン】 料理長渾身のおまかせ会席を堪能!
食事夕朝食付