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ただひたすらに、のんびり、ゆっくりしたい人に
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ただひたすらに、のんびり、ゆっくりしたい人に 櫻湯 山茱萸(山形県/赤湯温泉)

春まだ浅い頃、小さな黄色の花をつける山茱萸のように、訪れる人にそっと寄り添う「櫻湯 山茱萸」。 泊まる人の心をひたひたと温かいもので満たす宿と評判で、開業から10年以上経った今でも多くのリピーターが足しげく通います。

三間からなる広々とした和空間に、専用露天風呂をプラス

「菊とぶどうといで湯の里」として知られる山形県南陽市。そのいで湯、赤湯温泉の真ん中にある「櫻湯 山茱萸」は全7室の小さな宿。黄土色の土壁、玄関前のサンシュユの木。連なる切妻の屋根が同じ山形にある「山居倉庫」を彷彿とさせる外観は、人々を一気に異なる時間軸の世界へ誘います。

温泉街のメイン通りに面しているのに平屋造りの宿は静寂そのもの。全ての部屋が主室の座敷+寝室+リビングの三つの間と専用露天風呂で構成され、かなり広々とした雰囲気。その和空間に、地元作家の手による山茱萸オリジナルの木の家具がしっくり溶け込んでいます。

ちょっとユニークなのが専用露天風呂へのアプローチ。実は7室のうち6室が渡り廊下を通って露天風呂に向かう造り。わずか数歩ですが、庭を見て、湯船から溢れる湯音を聞いて一歩、二歩。こんなにワクワクするアプローチはそうそうないでしょう。

赤湯は湯冷めしにくい塩化物泉

さて、赤湯温泉について少し触れておきましょう。湯が発見されたのは今から900年も前。戦で傷ついた兵が湯に入ると傷がたちまち癒えたと伝えられ、傷口から出た血で湯が深紅に染まったことから「赤湯」と呼ばれるようになったとか。

「含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉」という泉質が示すように、赤湯の湯は湯冷めしにくいのが特長。兵の傷を治したように、塩の殺菌力で皮膚病や切り傷などに効能があると言われています。

「山茱萸」では部屋の露天風呂のほかに大浴場もあるので、気分を変えて湯浴みを楽しみたい人はぜひ大浴場へ。露天風呂がなんと泡風呂になっているのです。源泉掛け流しの湯で泡風呂とはなんたる贅沢! 足元から立つ泡に包まれたら、疲れもどこかへ吹き飛んでしまいそうです。

四季折々の味覚の宝庫、山形

湯上り後、再び身支度を整えるのは意外に面倒なもの。その点、「山茱萸」の食事は夜も朝もお部屋でいただくので面倒は無し! 食卓も掘りごたつ式なので、くつろぎながら食事が楽しめます。

お料理は山形の春夏秋冬を味わう月替りの懐石料理。春の山菜、秋のキノコはもちろん、太陽をたっぷり浴びて育った野菜やお米も絶品です。全国トップレベルのブランド牛、米沢牛ももちろん登場。陶板焼きで、すき焼きで、しゃぶしゃぶで、その時々で一番美味しい方法で楽しめるでしょう。

「丸ナスの一夜漬」や「だし」など、山形の郷土料理が出ることもあるので、ご飯が進むこと、請け合い。いえいえ、食べ過ぎには注意してくださいね。

朝食は和食と洋食から選べますが、特に好評なのが洋食。実は旅館なのに焼きたてのパンが美味しいと評判です。

気負うことなく、心からくつろげる宿

チェックインの時からお布団が敷かれているので、いつでも横になれる気楽さ。専用の露天風呂、部屋でいただくおいしい食事。そして12時のチェックアウトまでゆっくりできる幸せ。派手なインテリアや眺望はありませんが、この宿がとにかくやすらげると評判なのは、肩肘張らずに質の高い滞在が叶うからでしょう。

南陽は夏から秋にかけてはぶどうの季節。ぶどう狩りはもちろん、ワインフェスティバルも開催されるそうで、そうなればまた南陽に行きたくなるに違いありません。そんな人は決まって「山茱萸」を再訪したくなるのです。

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