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オーナーとシェフが語る、あなたの知らないオーベルジュの世界【TOBE オーベルジュリゾート編】
インタビュー

オーナーとシェフが語る、あなたの知らないオーベルジュの世界【TOBE オーベルジュリゾート編】 TOBE オーベルジュリゾート(愛媛県/砥部)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、宿泊施設の営業内容が急遽変更・休止となる場合があります。宿泊施設・店舗の最新情報につきましては、当該施設まで直接お問い合わせください。

「露天風呂付客室」や「プライベートプール」など、旅好きな一休.comユーザーからの人気が高いキーワードはいろいろありますが、ここ最近特に人気が高まっているのが「オーベルジュ」。

今回は、一休.comユーザーからも人気が高いオーベルジュ「TOBE オーベルジュリゾート」のオーナーである越智仁文氏と、料理長の崎岡貴氏にZoomインタビューを実施。オーベルジュの魅力から、「TOBE オーベルジュリゾート」の料理のこだわり、おすすめの過ごし方まで、たっぷりと伺いました。

1.「TOBE オーベルジュリゾート」誕生のきっかけ

―「TOBE オーベルジュリゾート」と言えばまず、湖と自然に囲まれた素晴らしいロケーションが思い浮かびます。この地でオーベルジュを始めたきっかけを教えてください。

(越智氏)
宿がオープンしたのは2010年ですが、私がこの土地に出会ったのは今から27年前(1994年)です。当時は軽トラックじゃないと入れないような農道しかなかったのですが、たまたまここに迷い込んで景色を見たときに「ここでオーベルジュをやろう!」と思いました。この景色のなかで美味しいものを食べてゆっくり過ごせたら最高だろうなと、何とも言えない自信を感じたんです。
当時は文無しだったのですが、どうしてもこの場所でオーベルジュをやりたかったので、少しずつ土地を購入して、オープンまでに16年とかなり年月がかかりましたね。

―偶然見付けられた場所とのことですが、ここでやりたいという想いが強かったのですね。

(越智氏)
そうですね、土地の力を感じたので、ここ以外は考えられませんでした。土地を取得するのにだいぶ苦労して途中で何度も諦めかけましたが、どうしてもオーベルジュをやりたいという想いがあったのと、この場所に敵うところが他になかったんです。

―27年前というと、日本ではまだあまりオーベルジュが浸透していなかったかと思いますが、「ホテル」ではなく「オーベルジュ」をやりたいという想いは昔からあったのでしょうか?

(越智氏)
当時「オーベルジュ」は今ほど一般的ではありませんでしたが、きっかけとなったのは、箱根にある「オーベルジュ オー・ミラドー」を訪れたことでした。
実はその頃、私は東京で音楽の仕事をしていまして。「オーベルジュ オー・ミラドー」には仕事で宿泊したのですが、「こういった形態のホテルがあるのか」と感銘を受けました。素晴らしいロケーションのなかで地元の素材を使った料理をいただけて、その場所に泊まれる。まさにオーベルジュの醍醐味ですよね。
それを機に、いつか自分でもオーベルジュをやってみたいと思うようになりました。
音楽をやっていた頃は、まさか自分が宿をやれると思っていませんでしたが、美味しいものを食べることやホテルに泊まることは昔から好きで、地方へ行ってはその地の美味しいものを食べたり、泊まるところを少し奮発したりしていました。そういった意味でも、「TOBE オーベルジュリゾート」は自分の経験を活かして、お客様目線で作り上げた宿と言えますね。

―「TOBE オーベルジュリゾート」は、念願叶って誕生したオーベルジュなのですね!越智様は愛媛出身とのことですが、地元でありながらも知らなかった砥部のこの場所を偶然訪れてオーベルジュを始められたのは運命的ですね。

(越智氏)
そうですね、この土地と出会ったときは、「オーベルジュ オー・ミラドー」と巡り合ったのと同じような感覚でした。その頃も、音楽の仕事で砥部町の音楽イベントに出演することになり、リハーサルの後、本番までの空き時間にうろうろしていたら、偶然この場所を見付けたんです。

―運命的な出会いを2度も経て「TOBE オーベルジュリゾート」が誕生したのですね。

 

2.「TOBE オーベルジュリゾート」が考えるオーベルジュの魅力

―オーベルジュは一般的に「宿泊施設があるレストラン」と言われていますが、越智様がオーベルジュを一言で説明するとしたら何でしょうか?

(越智氏)
「豊かな自然のなかで料理や宿泊を楽しめる場所」ですね。そこに行かないと出会えない景色や、そこに行かないと食べられない料理、土地の雰囲気も合わせて、景色も料理も宿泊も、全体でその土地を楽しめるのはオーベルジュならではだと思います。

「TOBE オーベルジュリゾート」のコンセプトは、「全てで愛媛を表現する」。建築家に始まり、家具デザイナー、照明、砥部焼の器など、オール愛媛。もちろんスタッフも全員が愛媛県出身です。なので、ここに来ていただけたら環境、空間、食事、人など全てから愛媛の素晴らしさを感じていただけると思います。

―スタッフも全員が地元(愛媛県)出身というのは、他の宿ではあまり聞かないので驚きました!

(越智氏)
人が旅に出たときに、地元の人と接することで一番その土地のことが分かると思うんです。私自身、オーベルジュを始めるにあたって宿のことは全くの素人でしたから、全国各地の宿を泊まり歩きました。そのなかで、スタッフまで地元出身にこだわっている宿はあまりなかったので、そのときに「全てで愛媛を表現する」というイメージが湧いてきました。地元に関する知識はもちろん、方言を交えた会話からも、その土地を感じられますからね。

3.「TOBE オーベルジュリゾート」の料理の特徴とこだわり

―「TOBE オーベルジュリゾート」の料理のキーワードとして「滋味」や「TOBEキュイジーヌ」という表現をされているかと思います。食材へのこだわりや料理への想いなどを教えてください。

(越智氏)
オーベルジュなのでフレンチがベースになってはいますが、ジャンルにとらわれず和の技法も取り入れ、滋味を感じていただける料理が「TOBEキュイジーヌ」です。
そのなかで一番大事にしているのは「ここに来ないと味わえない料理」です。使用する食材は地元・愛媛の新鮮なものばかりなので、手を加えすぎず、食材が本来持っている味を引き立たせるようなシンプルな調理法・味付けで、食材そのものを味わっていただける料理を目指しています。

スペシャリテを聞かれることがありますが、うちはどれも瀬戸内の魚介と地元の野菜をシンプルに食べていただく料理ばかりなので、瀬戸内の魚介と、地元や自家菜園の野菜そのものがスペシャリテと言えると思います。

魚に関しては、漁師さんによって得意とする魚が違うので、「この魚ならこの漁師さん」と種類によって違う漁師さんにお願いしています。瀬戸内海で有名なのは鯛ですが、うちでは他にも、オコゼや、幻の魚とも呼ばれるアコウをよく使っています。アコウは、しまなみ海道で有名な来島海峡で獲れるハタ科の魚。身が締まっているので、生で食べても火を通しても美味しいですよ。愛媛県は柑橘が有名ですから、柑橘のソースと合わせたりしています。
野菜は、地元の農家さんから仕入れているものの他に、敷地内の自家菜園で料理人たちが無農薬の野菜を作っていて、それを料理に取り入れています。

―料理だけでなく、野菜も料理人の皆様が作られているんですね。自家菜園ではどんなものを作られているのでしょうか?

(越智氏)
自分が料理に使いたいものをそれぞれ栽培していて、人によっても季節によっても様々です。最初は「料理は作りに来たけれど、野菜は作りに来ていない」と文句を言われたこともありましたが、やっているうちに必ず愛情が湧いてきます。一生懸命育てた野菜をお客様に美味しく食べていただきたいという想いが生まれてくるので、育てることも、メニューを考えることも楽しくなるようです。やはり料理は愛情ですね。

―コースのメニューはどれくらいのペースで変わるのでしょうか?

(越智氏)
何ヶ月毎と決めている訳ではなく、その日に入った食材に合わせて、私も含めて毎日みんなでメニューを考えています。その方が、良い食材を美味しく味わっていただけますからね。もちろん、連泊をされるお客様には、毎日違う料理をお出ししています。

―その日に仕入れた食材からメニューを考えられるとのことですが、シェフがメニューを考えたり、料理を作ったりするときに意識されていることはありますでしょうか?

(崎岡氏)
フレンチを勉強してきましたがジャンルに拘らず、良いところを取り入れるようにしています。特に、こちらで使っている食材は地元の美味しいものばかりなので、素材の味を活かせるような引き算の料理や、シンプルな味付けの繊細で優しい料理を目指しています。
また、オープンキッチンのカウンタースタイルなので、1組1組のお客様と向き合って料理を提供することも心掛けています。旅慣れたお客様も多いので、お客様との会話からアドバイスをいただいたり、料理のインスピレーションを受けたりすることもあります。

―1日1組限定の丘の上での朝食も気になります!どのような朝食がいただけるのでしょうか?

(越智氏)
敷地内の丘にある自家菜園の周りが、チェアとパラソルを備えたテラスになっていて、1日1組限定で朝食をご提供しています。お客様自身に自家菜園から採っていただいた野菜を、テラスのキッチンで調理してお出しするという究極の朝食です。湖の景色と畑に囲まれて朝食を食べられるというのは特別な体験だと思います。
ご希望されるお客様は多いのですが、場所も限られていますので1日1組限定でやらせていただいています。
丘の上の朝食は1日1組限定ですが、菜園は自由に見学していただけますし、湖や菜園を見ながら寛げるテラスも自由に使っていただけるようにしています。

4.「TOBE オーベルジュリゾート」を満喫するためのおすすめの過ごし方

―食事を目的に訪れるお客様が多いかと思いますが、食事以外のことも含めて、オーベルジュを満喫するためのおすすめの過ごし方を教えてください。

(崎岡氏)
レストランでは、窓の外に広がる砥部の絶景も楽しんでいただきたいです。季節によっても天候によっても様々な表情を見せてくれますし、人工の灯りが見えないようになっているので、夜は特に幻想的な雰囲気になります。
どの季節も素敵ですが、私は桜の季節が一番のお気に入りです。満開の時期はほんの1週間くらいですが、限られた期間しか楽しめないからこそ、この時期になると心が躍ります。

(越智氏)
とにかくこのロケーションと景色を満喫していただきたいので、テラスでゆっくりと寛いでいただきたいですね。10室あるお部屋は全部、景色の見せ方を変えていて、それぞれ違った楽しみ方ができるようになっています。春はこのお部屋、秋はこのお部屋と、季節によって一番のお部屋も変わるので、季節毎にお部屋を指定してお泊まりになるリピーターのお客様もいらっしゃいます。

ちなみに私は、緑がまぶしい新緑の時期が一番のお気に入りです。テラスで、ただただ景色を眺めたり、お酒を飲んだり、まさに何もしない贅沢を感じていただけると思います。愛媛をたっぷりと感じられる景色と空間、料理を用意してお待ちしていますので、全てで愛媛を感じにいらしてください!

【編集後記】

滞在の全てを通じて、愛媛を満喫できる「TOBE オーベルジュリゾート」。そこに行かないと出会えない景色や人、そこに行かないと食べられない料理。お二人からお話しを伺って、「全てで愛媛を感じられる」ということに、季節を変えて何度も訪れたくなる魅力、理由が詰まっているのだと感じました。
忙しい日常から離れて、全てで愛媛を感じにこの地を訪れてみてはいかがでしょうか?

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オーナー 越智 仁文 氏

愛媛県今治出身。
飲食・イベントのプロデュースや事業再生に取り組み、自らもレストラン・結婚式場を運営。
2010年にTOBEオーベルジュリゾートをオープンさせる。
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料理長 崎岡 貴 氏

愛媛県松山市出身。
県内のホテルレストランで勤務しフランス料理の経験を積む。
その後、2015年からTOBEオーベルジュに勤務し、2020年に料理長に就任。
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TOBE オーベルジュリゾート

TOBE オーベルジュリゾート

愛媛県/砥部

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更新日時2021.06.11 10:30

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