大分県の中でも特に知名度の高い温泉郷『由布院』は、豊後富士と呼ばれる美しい由布岳の山麓に広がっています。温泉以外にも、牛馬の神様として有名な大将軍神社や金鱗湖は観光スポットとしても有名です。また良質で豊富な水に恵まれていることから農業が盛んで、新鮮な地野菜や果物など食の魅力も備えています。そんな由布院の名宿「おやど 二本の葦束」は、日本の美を基本とし、アジアとヨーロッパの美を融合させた空間が広がっています。
森の中の隠れ宿で特別な一時を
宿に一歩入るとノスタルジックな雰囲気に包まれます。静寂な森に鳥のさえずり、木々の揺れる音、そしてジャズの音色がとても心地よく、これからの滞在に胸が高鳴ります。部屋は、4500坪の広大な敷地に母屋と離れが11棟。程よい間隔で配置されていているので、プライベート時間をゆっくりと過ごすことができます。
離れは、約200年の時を経た欅の家を移築した5部屋もある棟や、地下室にホームシアターがある棟、そして囲炉裏がある棟や、大正ロマン漂う佇まいの棟など、どの部屋も個性的な空間を演出しています。気分を変えて色々な部屋へ宿泊するのも楽しそうですね。
個性的な貸切露天風呂
趣の異なる8つのお風呂がすべて貸切で利用できるのも、この宿の魅力の一つです。由布岳が一望できる「大露天風呂」や、館内にある竹林の奥にひっそりと構える「竹林風呂」、そして、四季の移ろいを眺めることができる「昭和の湯どころ」など、どのお風呂も個性的で、時間が許される限り、全てのお風呂を楽しみたいものですね。
源泉100%かけ流しの、透明で肌に溶け込むようなトロリとしたお湯に身を委ねて、贅沢な一時を満喫してください。
田舎風創作会席を堪能
食事は、新潟から移築した築150年の風情ある佇まいの「お食事処 馳走庵」にてゆっくりと愉しむことができます。大地の恵みをいっぱいもらった地野菜を中心に、素材の味を活かした田舎風創作会席が食卓を彩ります。
こちらの野菜は、豊かな水を活かし、丹念に育てられた宿の菜園のものと、契約農家から仕入れたものを使用しています。こだわりの野菜からは、メインに値する程の味わいを感じることができるでしょう。食事後は、広大な敷地内の散策がおすすめです。四季折々の風景を肌で感じる事ができます。
また大型ウォーキングワインセラーがあるBar「Barolo(バローロ)」でお気に入りのワインをいただくのも贅沢な過ごし方です。イタリア産ワインを中心に600本以上ストックされており、シガーもキューバ産など常時30種類以上用意されています。イギリス製のアンティーク家具が配された空間で、カウンター越しに見える、ライトアップされた木々を眺めながらやすらぎの一時をお過ごしください。
由布院の街から少し離れた高台に位置しているので、客室や大露天風呂からの由布岳の眺めは素晴らしいものです。豊かな自然に包まれるような、静かで心落ち着く時間を過ごすことができる宿です。
更新日時2017.07.26 11:48