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【取材】若女将が語る、京都の老舗旅館「ぎおん畑中」の魅力
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【取材】若女将が語る、京都の老舗旅館「ぎおん畑中」の魅力 ぎおん畑中(京都府/祇園)

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華やかな京都・祇園の地で約60年以上、多くの人々を癒し、魅了している名旅館「ぎおん畑中」。観光地の中心にありながら、山の中にいるような静けさを感じさせる、まさに“市中の山居”に出会える宿です。今回は「ぎおん畑中」の若女将・畑中麻美さんにお宿の魅力について、yoshidfがお聞きしてきました。

7月の祇園祭で知られる八坂神社。地元では、“祇園さん”と親しみを込めて呼ばれ、多くの参拝者で賑わう人気スポット。そこから目と鼻の先にあるのが「ぎおん畑中」です。

お宿の門をくぐると景色は一変。観光地の中心にいたはずが、山里の草庵を思わせる空間に。打ち水で清められた石段を上ります。

若女将・畑中麻美さん

『ぎおん畑中』の“魅力”をお聞きするべく、お話を伺ったのが若女将の畑中麻美さん。
「お宿の魅力と言っても、自慢できるようなものはないのでどうしましょう」
と困る若女将・畑中さんに“魅力”というのではなく、若女将自身の“宿のお気に入りポイント”“ゲストへの想い”をお聞きしました。

<お気に入りポイント>

ロビーからの眺める坪庭の“カエル”!?

若女将がお宿で好きな場所は、どこなのでしょうか。

「好きな場所は、いろいろありますけどひとつはロビーですね」(若女将)

和モダンで広々としたロビー。天井も高く開放感があります。
でも、女将が好きなのは、このロビー自体ではなく…。

「ロビーから見える坪庭に佇んでいる庭石が好きなんです。カエルに見えるので“カエルちゃん”と呼んで気に入っているんですよ」

晴れた日には、太陽の光が降り注ぎ緑と共に美しく輝き、雨の日には、濡れた姿が侘び寂びの風情を感じさせてくれる。京の四季も愛でさせてくれる坪庭に、ちょこんと佇むカエルに見える庭石を、お泊りになったときはチェックしてみてはいかがでしょう。

<お気に入りポイント>

高野槇木風呂付きの数奇屋風のお部屋

お部屋の数は、本館12室、離れ9室の計21室。全室には「高野槙を使用した木風呂」が備わっている贅沢な設え。

「数奇屋風造りで、明るい雰囲気のお部屋です。お部屋に備わっているお風呂の浴槽は、木曽五木のひとつとされる高野槙で作られています。木の香りに癒されながらの湯浴みを楽しんでいただきたいです。お部屋のお花も私自身で生けさせていただいているので、その点でも京の季節を感じていただけると嬉しいですね」(若女将)

祇園という地にいることを忘れるほど、広々とした大浴場も備わっています。

「大浴場の浴槽も高野槙で作られています。うちの宿のお水は八坂神社に湧き出す『御神水』と同じ地下水を引いていて、この大浴場にも使っているんです。都心の水とは違って肌に優しく、“美容水”とも呼ばれているみたいです」(若女将)

<お気に入りポイント>

若女将の想いがこもったお着き菓子とお食事

「お部屋にありますお菓子は、お宿オリジナルの『接方来(せっぽうらい)』。人と人との出会いを大切にという真心を表している名前のお菓子です。二条城の近くの『京菓子本たちばな』さんに、お願いして作っていただいています。お客様からの評判も良く、宿の売店にも置かせていただいています。その他、お薄と共にご提供しているお着き菓子は、宿から歩いて数分の『祇園鳴海屋』さんから毎朝出来たてが届きます。実際に職人さんへ私の要望もお話しながら作っていただく、こだわりのお菓子です。季節によって変えてご提供していますので、ぜひ召し上がっていただきたいです」(若女将)

「ぎおん畑中」と言えば、お料理。料亭旅館と呼ばれるほど、お食事を目当てに宿泊をするゲストも多いことで知られています。

「お料理を気に入っていただく方が多いのは嬉しいです。献立は季節感を大事に、年に24回ほど変えていますね。お料理もそうですが、箸置きなどもその時期によって変えさせていただいています。例えば、5月はソラマメの箸置きとか。連泊をされる方には、箸置きはもちろん食器も全て変えてお出ししています。一つひとつの出会いを大切に、楽しんでいただければと想っています」(若女将)

料亭旅館のお味は、家に帰っても味わうことができます。

「お宿の厨房で作っている『ちりめん山椒』と『しいたけ昆布』もご好評いただいています。朝食で出させていただくのですが、家でも食べたいというお声から販売をはじめた品なんです」(若女将)

山椒の澄んだような香りと心地よいしびれがじゃこの味わいと相まって、ご飯がおいしい。しいたけ昆布は日本酒との相性も良いので、お酒好きの方にもおすすめです。

「お客様の大切な日を自分事のように想い続けたい」という想い

最後に、若女将に宿でのおもてなしの想いをお伺いしました。

「恥ずかしいのですが、私のモットーは“ハッピーアンバースデー”なんです。『不思議の国のアリス』の言葉で“なんでもない日、おめでとう”という意味なんですけど、自分にとっては普段の何気ない日でも、お宿に来てくださるお客様にとっては特別な日なんですね。京都という地ですし、宿泊代も安いものではありませんし。だからこそ、お客様の大切な日を自分事のように想い続けたい。その想いで、お泊りくださるゲストの方々へ、できる限りのおもてなしをさせていただこうと、“ハッピーアンバースデー”という言葉をモットーにしているんです」(若女将)

若女将・畑中さんの一歩引いてお宿のお話をしてくださる姿勢とお客様を想う純粋な気持ちに、お宿の主役は宿泊するゲストであることを再認識することができました。
祇園という華やかな土地に、ひっそりと穏やかに過ごせる宿「ぎおん畑中」へ泊まりに京都へ訪れてはいかがでしょう。

ぎおん畑中

ぎおん畑中

京都府/祇園

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更新日時2019.07.17 11:30

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