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京都の歴史と個性を肌で感じる「京都悠洛ホテル Mギャラリー」開業インタビュー
インタビュー

京都の歴史と個性を肌で感じる「京都悠洛ホテル Mギャラリー」開業インタビュー 京都悠洛ホテル Mギャラリー(京都府/東山)

日本を代表する観光地・京都。その一等地と名高い三条エリアに「京都悠洛ホテル Mギャラリー」が2019年4月に開業しました。アコーが手掛ける、京都の魅力を活かしたホテルづくりとは?キーマンとなるアコージャパン代表取締役・エリック様、「京都悠洛ホテル Mギャラリー」総支配人・田中様に、その意気込みを伺いました。

地元のストーリーに着目したブランド「Mギャラリー」の上陸

―日本初上陸となる「Mギャラリー」ですが、ブランドの特徴についてお聞かせください。

(田中様)Mギャラリーのブランドコンセプトは、「フェミニン(女性向け)」。非常にストーリー性が重要視されるブランドです。個性的な街でないと、Mギャラリーのブランドが成り立たない。
まずは時代の流れに沿って、京都三条の地ならではのストーリーを緻密に組み立てるところから始まりました。三条大橋が近くにある場所で、過去に何が起こって、どういう風習があり、どんな古いものが残っていて、どう近代化したのかを勉強させていただきました。
時代のハイライトを切り取って、ホテルの外観や内装のコンセプトに落とし込んでいく、非常に特殊なホテルづくりをしたところが一番の特徴です。京都が好きな女性にも、ぴったりの場所だと思います。

―京都という場所を選んだのも、ブランドを大事にする理由があったのですね。

(エリック様)今回のホテルは、アップグレードラグジュアリー(プレミアム)のブティックブランドとなります。Mギャラリーはローカルのストーリーを活かしたブランドですので、歴史がある京都を選びました。加えて、京都の市内はラグジュアリーホテルやブティックホテルが少ない。外資系ブランドですが、日本の歴史的な部分を発信するホテルとして、スタートしていくことにしました。

(田中様)我々は「タイムトラベル」、「日本の美意識」、「ミステリアスな隠れ家」という3つのキーワードをストーリーづくりに用いました。
なぜタイムトラベルか。大政奉還の年に天皇家が三条大橋から旅立たれ、日本がだんだんと西洋化していきましたが、古いものを残し、息づいていることこそが京都の印象の1つであるため、そこにフォーカスしました。
加えて、京都というロケーションにぴったりとはまるレトロモダンや、ネオジャパニーズというテイストを用い、「華族の邸宅」というイメージでつくっております。

―京都ならではのローカルさでいえば、客室の中に畳の小上がりがあって和むことができ、ホテルの客室設備としては珍しいなと思いました。

(田中様)日本人も多分驚くというか、忘れかけていた文化の一つですね。
私たちは自分たちのスタイルを「アフォーダブルラグジュアリー」と呼んでいます。「ラグジュアリーな雰囲気で、価格的にはちょっと背伸びをして届くラグジュアリー」という形をとりながら、気軽に街の文化に触れる体験を提供していきたいです。

京都を俯瞰した「Mギャラリー」ならではの体験

―滞在中の「体験」についてお伺いします。エントランスでのネイルの体験やアロマオイルの提供は、どういうきっかけで始めることになったのですか?

(田中様)もともと女性寄りのブランドですので、朝から晩まで女性の方に楽しんでいただきたいということ、そして京都を感じていただきたいという部分で「Made in Kyoto」の製品に着目しました。
日本画用の絵の具を使った「胡粉ネイル」をつくっている会社がありまして、すぐにご連絡してご提供いただきました。

オリジナルのアロマオイルは全部で8種類ありまして、「宇治」や「清水」、「天橋立」といった京都にちなんだ名前が付いています。あえて販売をしていないので、Mギャラリーに泊まらないと使えないオイルです。
「明日は清水寺に行く」というときに、「清水」のアロマを嗅ぎながらお部屋に持って帰ってみようという感じで、女性が楽しめる仕掛けをつくりました。

(エリック様)もう一つ、ブランドとして「オーセンティック(本物)な体験」という部分を重視しています。調度品にはペルシャ絨毯や焼き物、ベッドボードのシルクの西陣織などすべて本物を使っています。やっぱりニセモノはすぐに分かりますし、本物を見るほうがわーって感動しますよね。
また、何度も来日して知識がついたインバウンドのリピーターのお客様に対する、「リアルジャパン」の伝え方も考えています。
観光だけでなく、ホテルの中でも楽しみながら日本や京都を知ってもらって、好きになってもらって、もう一度来てもらえるようにしたいですね。より深いストーリー性をつくって差別化を図り、お客様に感動を伝えていきたいと思っています。

地下1階のダイニングも華族の邸宅をイメージしているのですが、壁には買い付けたアンティークのタンスの引き出しを貼っています。80年前の着物を入れていたタンスを、邸宅という部分のストーリーにしています。

―ダイニングといえば、竹林の中庭が見える中でいただいたアラカルトの朝食はとても優雅な気分になりました。料理もこだわりの一つなのでしょうか?

(田中様)朝食は、通常のブッフェスタイルの他に別メニューでアラカルト形式もあり、一つ一つ単品でオーダーできます。座ってゆっくり食べたいという方にはおすすめですね。

竹が植えてある中庭の地面は市松模様になっていて、日本庭園からヒントを得ています。朝に美味しいものを食べながら竹の緑を見て、良い一日が始まるイメージ。中庭を挟んだ反対側にも席があるので、ブッフェを取りに行くときに竹林の中を歩くような演出となり、外で食べているような楽しい体験ができます。

ブッフェメニューで面白いのが、3つに分かれた木箱のお弁当がボックスの中にありまして、日本の焼き魚、だし巻き卵、きんぴらごぼうをちょっと詰め込んだものを段にしてご用意しております。お弁当は今グローバルな言葉になっていて。
楽しく朝食を召し上がっていただけるように、お弁当ボックスを朝ごはんにしてみては?という提案です。

―こだわりを持っていらっしゃる「Mギャラリー」ですが、今後他のエリアでも展開されるのでしょうか?

(エリック様)ブランドとしては、日本の中で広がる可能性はあると思っています。外資系ですが、ローカルのストーリーを活かした体験を大事にする滞在ができるよう、今後は金沢や北海道なども検討しています。
Mギャラリーならではの「日本の良さの伝え方」など、特別なところでストーリーをつくっていきたいです。

―アコーホテルズとしての、今後の展開は?

(エリック様)他のホテルグループと比べると日本進出は遅かったのですが、ここ10年で開発に力を入れ、少しずつ数を増やしています。
2018年には、初めて東京にアップスケールブランドとして「プルマン田町」を開業しました。今後は、ミッドスケール・エコノミーブランドを年に2~3軒増やしていくと同時に、アップスケールラグジュアリーブランドにも力を入れていきたいです。
ただ、ラグジュアリーのプロジェクトになると、土地決めから、コンセプト策定など7年以上のタイムスパンとなるので結構長いのです。「イビス」や「メルキュール」を増やしながら、アップスケールブランドも開業させていきたいですね。
また、日本では「ライフスタイルホテル」が流行り始めていますが、ライフスタイルブランドはニーズがあります。特にインバウンドの方はライフスタイルホテルに期待してくる人が多く、この領域も面白いですね。新しいニュースを皆さんにアナウンスできる日を楽しみにしています。

(田中様)日本にはまだラグジュアリーなホテルが少ないので、皆さんにご満足いただけるようなホテルにしていきたいです。都市の魅力自体も増してくるとは思いますが、1泊10万円くらいになると構えてしまいます。「京都悠洛ホテル Mギャラリー」がご提供する金額であれば、払っていただく価値を感じてもらえるかと。少しの特別感とこだわりをつくっていきたいですね。

京都の個性と魅力を肌で感じる「京都悠洛ホテル Mギャラリー」。お2人の熱のこもったお話からは、エキサイティングな体験ができる予兆を感じました。あなたも次のお休みには、京都の文化と魅力を感じる旅にお出かけしませんか?


エリック・ディグネジオ様
米国ミシガン州立大学卒業後、来日。2005年にPlan・Do・Seeで海外事業部マネージャーとして勤務し、翌年同社初の海外出店となるニューヨーク1号店を開業させる。
2008年にはセールス&マーケティングエリアディレクターとしてIHGに入社。2010年よりアコーホテルズで営業本部長を経て、2013年3月より同社代表取締役に就任。

田中 一徳様
1994年より国内外のホテルのセールス&マーケティング部門で経験を積み、2009年9月よりスイスホテル南海大阪セールス&マーケティング部長に就任。
2015年、同ホテル副総支配人兼宿泊部長に就任後、2017年にスイスホテル初の日本人ホテルマネージャー(ホテル支配人)に着任。2018年8月より、日本初上陸Мギャラリーホテルの総支配人。

京都悠洛ホテル Mギャラリー

京都悠洛ホテル Mギャラリー

京都府/東山

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