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維新の湯あり!幕末の息吹を感じる宿
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維新の湯あり!幕末の息吹を感じる宿 松田屋ホテル(山口県/山口市)

幕末名だたる志士たちゆかりの宿、「松田屋ホテル」。歴史と名庭、湯と美味と。歴女ならのずとも惹きつけられるポイントが満載の山口の宿です。

歴史の舞台となった宿

山口県は初代総理大臣の伊藤博文をはじめ、山県有朋、桂太郎など、8人もの総理大臣を輩出した県。幕末当時の長州藩には、新しい日本を作っていこうという血気盛んな志士たちが集まっており、そんな人たちの思いに触れられる歴史スポットが、今なお多数存在しています。

その筆頭と言っていいのが「松田屋ホテル」(以下、松田屋)。
創業は今から340年ほど前、江戸時代の初期。幕末の舞台で活躍した西郷隆盛や高杉晋作、坂本龍馬など、名前を聞けば誰もが知っている志士たちが集まって、酒を酌み交わしながら激論を交わしたのが実は松田屋。いわば松田屋はリアルな歴史の舞台というわけで、今も当時の足跡を求めて多くの歴史ファンが集まる宿として知られています。

大正時代の風情を残す本館

立地するのは山陽新幹線、新山口駅から車で20分ほどにある湯田温泉。繁華街の中にある温泉街ですが、「松田屋」の敷地に足を踏み入れると一転して静かな世界が広がります。

部屋は大正時代に建てられた数寄屋風造の本館と、湯田の街を一望できる新館に分けられており、全31室。

本館の特徴は何と言っても国の登録記念物に指定された回遊式庭園を眺められることでしょう。大正の面影はそのままに使い勝手良くリニューアルされていて、何の不便もなく滞在できます。

庭の歴史ポイントは、西郷隆盛と木戸孝充、大久保利通らの会見所。ここで薩長同盟の確認と倒幕の密議が行われたと聞けば、歴史好きの血が騒ぎそうです。

この宿のシンボル「維新の湯」

新館に泊まるなら、平成25年にリニューアルされたジャグジー付きの半露天風呂を備えた特別室はいかが。好きな時に温泉ジャグジーに浸かり、好きな時にベッドでまどろむ。そんな滞在は疲れた体を芯からほぐしてくれるでしょう。

さて、温泉といえば、忘れてはならないのがこの宿の「維新の湯」。実はこの湯の浴槽は、江戸時代末期の1860年に作られたもの。なんと157年にも渡って湯田の湯で満たし続けてきました。
しかもこの湯船に浸かった人物は、先述の志士をはじめ、大村益次郎、山県有朋、公家の三条実美など、そうそうたる顔ぶればかり! 彼らがこのどっしりとした石の湯船で、湯をざぶんざぶんとあふれさせながら倒幕の策を練っていたと思うと、歴史好きならずとも目眩がしてきそう。

今は誰でも利用出来る家族風呂となっていて、この湯に浸かるのを目的に訪れる人もいるとか。

長州・山口の季節を味で楽しむ

もっと歴史に浸りたい人は、宿の中にある明治維新資料室を見るのをお忘れなく。なかでも高杉晋作の「憂国の楓」は必見。「国家に尽くすのときなり」という意の彼の思いを玄関先のカエデの木に刻んだもので、実物は切り取って資料館に保存されています。

食事は旬を大切にした月替わりの和食。地の利に恵まれた山口だからこそ、食材に対するこだわりは人一倍。日本旅館協会から「日本料理指南役」を委嘱されている調理長の梶本剛史氏が、長州の四季の味を丁寧に提供しています。

これから冬に向けておいしくなるのは車海老と、そしてもちろん河豚! とびきりの味に舌鼓を打ちながら、歴史の1シーンに思いを寄せるひと時をぜひ。

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