山形県上山市。長禄2年(1458)に開湯した歴史あるかみのやま温泉は、地区ごとに多くの温泉が点在しています。なかでも街中を離れた高台に位置する葉山地区は、蔵王連峰を一望できる絶好のロケーション。その地に4,000坪もの広大な敷地を有するのが「名月荘」です。
別荘のようなプライベート空間で月を愛でる
こちらの宿は、宿名のとおりお部屋から綺麗な名月が見えることが自慢のひとつ。日本百名山にも数えられる蔵王連峰を照らすかのように、まばゆい光を放つお月様。なんとも幻想的な光景を目の前にしたら、誰もがうっとりしてしまうに違いありません。
多様なお部屋と温泉で自分だけのリラックスタイム
全20室のお部屋は、いずれも離れのスイートルーム仕様と贅沢な造り。部屋タイプにより設えは異なりますが、露天風呂やミストサウナ、足湯のついた客室など様々です。ご希望の滞在にあわせてお好みのお部屋を選べるのがうれしいですね。
こちらのお宿では、お風呂もさまざまなタイプが揃います。天井、壁、湯船の縁に青森ヒバを使用し木の香りがさわやかな大浴場、美しい庭園を間近に望む露天風呂、さらに貸切風呂まで。
なかでもおすすめなのが、館内に点在する3つの貸切風呂。お風呂から蔵王連峰を一望できる、蔵王岩をくり抜いた湯船が野趣あふれる「貸切露天風呂」、広々とした湯船で気兼ねなく入浴を楽しめる「貸切家族風呂」。ひと際ユニークな、深めの湯船に立って入る貸切立湯。
いずれも空いていればいつでも利用できるので、滞在中に館内で湯巡りをしてみるのも楽しみ方のひとつです。
山形の旬を味わう食事もお好みで
お食事は、各お部屋に設けられたダイニングルームで朝・夕共にいただくことができます。夕食は地元山形牛をはじめ、旬の幸を香りまで堪能できる本格会席料理を味わいましょう。気張らずに食事が楽しめるのは、ゆとりある空間だからこそ叶う贅沢。
美味しい料理があればお酒も進むものです。お気にいりを嗜みたい方は、ぜひ食事の前に館内のワインセラーへ足を運びましょう。重厚な扉を開けると、山形県産をはじめ世界各地から集められたワイン、そして日本酒が所狭しと並びます。自分好みの銘柄を選んで、食事との至福のマリアージュを。
目の前で出来たてを召し上がりたい方は、1日8名限定のカウンターダイニング「遊」へどうぞ。シェフが目の前で調理する素材の味を生かした逸品を、ライブ感を楽しみながらいただけます。
大人心をくすぐる施設が充実
館内には、ほかにも図書室にボディサロン、ヨガルームなど、滞在を豊かにしてくれる施設が充実。
旅の夜長を過ごすなら宿泊者専用の談話室へ。重厚な暖炉がアンティークな雰囲気を醸す空間で、読書に浸るもよし、チェスやお喋りを楽しむもよし。お茶やコーヒーも自由にいただけるので、ついつい長居してしまいそうですね。
敷地内でひときわ目をひく、白壁の蔵。こちらは山形のデザイナーやアーティストのデザイン作品や工芸品を展示する「お蔵のギャラリー」。
月に一度、満月の日にこちらで開催されるコンサートも好評とのこと。クラシック、ジャズ、コーラスなど音楽家による本格的な演奏が、心地よく耳に響きます。
今日、8/8は満月ですね。
多様な施設と楽しみに溢れた名月荘で、月を愛でながら自分好みの過ごし方でリラックスを。大人心をくすぐるような、夢のような滞在が待っています。
更新日時2019.05.31 16:27