源泉一途 岩手雫石に泊まった方のクチコミ・感想
- 客室・アメニティ4.11
- 施設・設備4.02
- 接客・サービス4.35
- お食事4.55
- 温泉・お風呂4.48
- 満足度4.35
雫石に、泊まる理由を作ってくれる宿
東京から盛岡まで新幹線で2時間ちょっと、向こうで何をしようかと話しているうちに盛岡です。宿の送迎バスもありますが、せっかく雫石まで行くのだからと車を借りて、小岩井農場に寄り道してから向かいました。 長く愛された老舗がコロナで一度閉まり、新しく生まれ変わった宿だそうです。館内に入ると、古い旅館の重みと新しい設えの軽やかさが同居していて、「故きを温ねて新しきを知る」とはこういうことかと、妙に納得しました。 お湯は鶯宿温泉。450年以上前から湧き続けている源泉を、水も足さず温めもせず、濾過も循環もしない。湯船に入ると、とろりとやわらかくて、肌がつるっとします。熱すぎず、いつまでも入っていられる温度。大浴場には寝湯があって、湯船からあふれた湯が流れる床に寝そべる「トド寝」ができます。最初は半信半疑でしたが、やってみると起き上がれなくなりました。湯の花が浮いているのを見ると、本当に生の源泉なんだなと思います。 露天風呂からは山の景色。朝と夜で空気がまるで違います。 驚いたのは夕食です。ウェルカムドリンクの種類が多くて、ついつい飲んでしまったのですが、あれは失敗でした。夕食の日本酒のバリエーションがそれ以上だったからです。並ぶのは岩手の郷土料理。東北の肴を、東北の地酒で。目の前でマグロが解体されていくのを眺めながら、捌きたてをそのまま。好きなネタを自分で盛る海鮮丼もあって、締めはもちろん盛岡冷麺。岩手の食べ物をここまで一度に味わえる場所は、なかなかないと思います。ウェルカムドリンクは控えめにして、夕食に余力を残しておくのをおすすめします。朝食もビュッフェ。前夜の余韻がまだ残っていたので、自分の腹具合に合わせて軽めに選べるのがありがたかったです。 「源泉一途」という名前のとおり、お湯のことを徹底して大事にしている宿です。そのうえで、町ごと楽しんで、最後にこの宿に帰ってくる。そういう旅ができる場所でした。 帰りの新幹線で、もう雫石のことをあれこれ調べていました。秋は山の紅葉がきれいだそうで、冬になれば近くに世界大会も開かれたスキー場があり、春には小岩井農場の一本桜が咲く。今回は宿が目当てで行ったのですが、次に行く理由はいくらでも見つかりそうです。というより、この宿にまた泊まりたくて、雫石に行く理由を探している自分がいます。
- 客室・アメニティ5
- 施設・設備5
- 接客・サービス5
- お食事5
- 温泉・お風呂5
- 満足度5
- 2026/8/14~
- 2名 1室
- デラックス和モダンツイン
- 夕朝食付