| 渡辺 |
湯河原って、名前がまたいいよね。 |


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| 齋藤 |
湯がつくからいいんでしょうか。 |
| 渡辺 |
何か古い、由緒ある温泉っていう感じがして。 |
| 齋藤 |
湯河原温泉というのは、万葉の時代から温泉が出ていて、とても古いんだそうです。土肥の河内という昔の名前が万葉集にあります。 |
| 渡辺 | それは知らなかった。 |
| 齋藤 |
古い温泉らしいですね。この奥湯河原は、「山翠楼」が75年前にできたその少し前からで、そんなに古くはない。本当に山奥で何もないところだったそうです。 |
| 渡辺 |
昭和5年ごろ? |
| 齋藤 |
昭和8年。主人の母が体が弱くて、療養する別荘を建てる温泉付きの分譲地を買ったんです。それが今の場所ですが、別荘は寂しいよって、泊まっていた旅館の番頭さんにいわれて、区画を多く買って旅館にしてしまったんです。 |
| 渡辺 |
本来は別荘地なんだね。 |
| 齋藤 |
そうなんです。今でいう温泉付き別荘地。湯河原の下の方は万葉の時代から。 |
| 渡辺 | 何か会をやるんですか、30周年には。 |
| 齋藤 |
何かしたいと思っております、来年は。みなさまへの感謝の会みたいなものをさせていただければなと思っております。 |
| 渡辺 |
銀座で今度開店40周年ってお祝いをするクラブがあってね。開店時から働いている女性2人を表彰するっていうんだけど。年がわかちゃうので表彰が嫌だっていう人もいるみたいで。 |
| 齋藤 |
通い続けたって、それが素晴らしいですよね。お店にとってはすごくありがたいことですね。 |
| 渡辺 |
よほど、居心地がよかったんだろうね。 |
| 齋藤 |
お客さまとしてよく通ったって、先生は表彰されないんですか? |
| 渡辺 |
僕は発起人にされるだけ。 |




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| 齋藤 |
「海石榴」の30周年の時にも、先生に発起人になっていただいて。 |
| 渡辺 |
いやいやもう恥ずかしい。「海石榴」ファンがいっぱいいるだろうから。
でも、気が休まる暇がないでしょ、東京に行ったって。
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| 齋藤 |
だからそこは先生、鈍感力で。 |
| 渡辺 |
忘れていられる。素晴らしいな。 |
| 齋藤 |
こっちに帰ってくると、東京のことはすっかり忘れているの。 |
| 渡辺 |
素敵に忘れっぽいんだね。(笑) |
| 齋藤 |
だんだん年を経るごとに、ひどくなってきましたから、仕事を楽しみながらできるようになったんです。大変なのに楽しんでいるって、矛盾したことですけど。やっぱり今日もそうですが、いろんなすてきな方にお会いできるのも魅力ですよね。 |
| 渡辺 |
若返りの秘訣かもしれないね。いろんな人に会うから。 |
| 齋藤 |
で、いろんなことがわかって、多少は利口になることも自分で楽しみだし。面白いお話もうかがえる。温泉にいらっしゃると、みなさん、かみしもを脱がれて、特に女性には気を許して話してくださることもあって、面白いですよね。 |
| 渡辺 |
人間が休めの姿勢を取っているところかもしれないね。会社に行った時は気をつけしているから。 |
| 齋藤 |
休めか、ごろ寝ですね。 |
| 渡辺 |
お客さまで一番多いのは、やや年配のご夫婦ですか。 |
| 齋藤 |
そうですね。 |
| 渡辺 |
あとは女性、年配の女性。 |
| 齋藤 |
女性同士とかそうですね。それとか、2夫婦ご一緒とか。息子さん夫婦とお父様ご夫婦とか。男の方同士で、ゴルフのお仲間とか。あとはグループがチョコチョコと来てくださって。ライオンズとかロータリーとかありますよね。趣味のお集まりとか。ここに来て俳句の会をしようとか。 |
| 渡辺 |
いいね。じゃあ週末は大体こっちに? |
| 齋藤 |
金土日はこちらです。もう一回ぐらいはどうしても来なくてはならなくなるんです。ですから通勤している感じです。家から1時間半ですから、車でも。 |
| 渡辺 |
東名高速はどこで降りるの? |
| 齋藤 |
厚木で。で、厚木小田原で来ますでしょ。約1時間半ですよ。 |
| 渡辺 |
意外に近いんだ。東京駅から行くのは遠回りだね。 |