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一期一会

アラマンダ(沖縄)百会楽話 [対談17]アラマンダ

一期一会
アラマンダ
1 第1話 第2話 第3話

4. ヘリコプターで巡るリゾート

百会楽話 渡辺淳一 × アラマンダ 支配人
百会楽話 渡辺淳一 × アラマンダ 支配人
百会楽話 渡辺淳一 × アラマンダ 支配人
百会楽話 渡辺淳一 × アラマンダ 支配人
百会楽話 渡辺淳一 × アラマンダ 支配人
百会楽話 渡辺淳一 × アラマンダ 支配人
百会楽話 渡辺淳一 × アラマンダ 支配人
三國浩紀(みくにひろのり)
1961年生まれ。ニューオータニエンタープライズ、ウェスティンホテル東京、パンパシフィックホテル横浜を経て、株式会社ユニマットリバティーへ勤務。 ホテルブリーズベイマリーナ総支配人、シギラベイサイドスイートアラマンダ総支配人を経て、2007年より南西楽園 宮古島リゾート統括総支配人へ就任。


渡辺淳一(わたなべ じゅんいち)
北海道生まれ。医学博士。1958年札幌医科大学卒業後、整形外科講師となり、医療のかたわら小説を執筆。1970年『光と影』で直木賞を受賞。1980年に吉川英治文学賞、2003年には菊池寛賞などを受賞。 北海道・札幌に渡辺淳一文学館がある。作品には「阿寒に果つ」「無影燈」「白夜」「ひとひらの雪」「失楽園」など多数。現在文壇の第一線で活躍している。

オフィシャルブログ | 渡辺淳一文学館
渡辺 アラマンダではヘリコプターの島内観光も案内しているんだって。
三國 はい、南岸の空からの観光が多いですね。基本的には美しい海を見ていただくんです。飛行機からの高さとは違いますから、もっとすごい奇麗さです。たとえば、初日はシギラでゴルフをしていただいて、翌朝はヘリコプターに乗り、海を見ながら小浜島まで行って、一日ラウンドできる状況を作りたいなと思っています。
渡辺 面白そうだね。
三國 小浜島まではヘリコプターで1時間ぐらいです。飛行機を使うと、石垣からまた船の乗り継ぎとかがありますから、ずいぶん時間がかかってしまうんです。西表島にも我々の施設がありますから、いろいろ回っていただけます。
渡辺 西表島に天然記念物のネコがいますよね。
三國 イリオモテヤマネコです。博物館があります。
渡辺 あれは、見たくなる。
三國 なかなか見られませんから、博物館はありがたいですよ。
渡辺 三國さんはずっと宮古島ですか。
三國 私はもともとは東京・横浜でホテルマンをやっていましたので、感じるのですが、お客様が首都圏のホテルに泊まられる時と、ここに泊まられる時とでは、雰囲気が全く違います。もしかしたらリゾートのサービスがホテルの本来の姿なのかもしれません。お客様がリラックスしていますから。それにあぐらをかいてやっているからなのかどうか、日本のホテルの中でリゾートは、まだ認知もされていないですね。海外に行くとリゾートでも認知されているところがあります。日本国内でいうと、成功したリゾートはまだないんですよね。開発をしながら、志半ばで断念してしまうんです。残念ですが。
渡辺 そうだなあ。日本人はリゾートがわかっていない。ゆったりするのは家だけだと思っているから。
そうそう、今着ているの、沖縄でつくった「かりゆし」だけど、何かこういうシャツでも、アラマンダにきたらもらえる、なんてのはどうかな。これ、省エネで東京でも着るから。ここにきたからには、何かメモリアルな、得意になれるようなものを持って帰ると忘れない。「かりゆし」は何日ぐらいでできるんですか。
三國 すぐできますが、なかなか作り手がいないんです。
渡辺 涼しくて着やすいから、小泉前総理とかに着せたらいいね。小池百合子さんとか。「かりゆし」のいいところは、そのままお腹もかくせる。ズボンの下に入れなくていいのが、メタボの人にはすごい楽だよね。(笑)
三國 楽ですね。こういうのばかり着ていますから、太ってきます。(笑)
渡辺 せっかくいいものがあるんだから、顧客サービスに使わない手はないね。
三國 サイズを測って、翌日の朝にはできているようにするといいですね。
渡辺 土地の民族衣装を、東京でも着られるようにデザインして、その土地自体を楽しむ。そういうことからいうと、宮古に行ったら、かりゆしを。
三國 そうですね。先ほどから出ている宮古上布を使ったものもいいですね。ところで先生、何を飲まれますか。
渡辺 泡盛の水割りにしようかな。宮古は泡盛も有名で。三國さんはだいぶ飲まれるんでしょ。
三國 あまり強くないですけど。宮古独特の飲み方がありまして。
渡辺 それは何ですか。
三國 「おとーり」っていうのがあるんですが。みんなでお酒を分かち合いましょうという飲み方です。
渡辺 それは、泡盛?
三國 泡盛です。泡盛を瓶にドドドドっと入れて、水割りして本当に薄いものを作ります。昔、お金がなくて、お酒も少ししか手に入らなかった時代に、みんなで分かち合って飲もうということから始まりました。今はみなさん、お金がありますから、かなり濃いお酒がどんどん回ってきます。
渡辺 今も、その飲み方ですか。
三國 そうです。なかなかみんなに自分の考え方を伝えられないので、お酒の力を借りながら話をするんです。親がいて親がまず1杯飲んで、自分のいいたいことをしゃべって、で、4人から10人ぐらいに1杯ずつついで、それが終わると今度は指名をして、次は誰、お願いしますって。20杯、30杯「おとーり」が回ってきます。
渡辺 こちらの人はシャイな方が多いの?
三國 多いですね。だからお酒を飲まないと、みなさん打ち解けて陽気になれない。
渡辺 酒をたくさん飲む土地って、性格がシャイだから飲むのかもしれない。高知や青森もそうかもしれない。
三國 そうかもしれないですね。
渡辺 今はお酒を飲めない人も多いし、上司から誘われても断るらしい。だから、人間関係ができないんだよ。純粋培養で勉強だけして社会に出ているから、人と人と接するとやたら緊張して。
三國 すぐ近くの多良川で泡盛の古酒をオリジナルで作れます。5年目から飲めますが、たとえば結婚の記念日にきて、古酒の瓶やかめを作り、そこに名前を入れる。子どもが生まれて、二十歳になった時に、一緒に宮古島にきて古酒として飲むんです。それから毎年、自分のお酒を飲めます。古酒はある程度抜いて活性化してやらないと、熟成していかないので、継ぎ足していくんです。
渡辺 減らないんじゃ、容易なことでは離婚できないね。(笑)
三國 先生の来島記念に作りましょうか。
渡辺 またくるように、お願いします。(笑)





Photographs by 安井敏雄

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