








北山 ひとみ(きたやま ひとみ)
二期リゾート 代表取締役
東京に生まれる
自然と調和したリゾートホテル「二期倶楽部」を自分の別荘に出かける感覚で那須に(1986年)オープンして20年になる。
現在、二期倶楽部のほか、沖縄県石垣島にオーベルジュ「川平」、その他首都圏内にレストラン14軒他、千鳥ヶ淵工芸ギャラリー「册」、アロマトリートメントサロン「nikissimo」を経営。
二期リゾート 代表取締役
東京に生まれる
自然と調和したリゾートホテル「二期倶楽部」を自分の別荘に出かける感覚で那須に(1986年)オープンして20年になる。
現在、二期倶楽部のほか、沖縄県石垣島にオーベルジュ「川平」、その他首都圏内にレストラン14軒他、千鳥ヶ淵工芸ギャラリー「册」、アロマトリートメントサロン「nikissimo」を経営。
| 渡辺 | この場所に二期倶楽部をと、決められたのはどういう理由からで? |
| 北山 | 軽井沢や箱根もずいぶん歩きましたけれど、単純な理由です。すでに私たちには高かったのです。とても買えるような価格じゃなくて、たまたま実家に出入りしている大工さんのお里が、この近くの黒磯で、すごくいいところだよって案内してもらったのが、那須を知るきっかけです。都心から2時間少々ですよね。こんなに近いところに、素晴らしい自然が残っているとは驚きました。よく通っていた軽井沢に比較しても男性的です。那須なら土地が安いからって、最初に2,000坪買って、それがご縁で、徐々に買い足して、「二期倶楽部」の最初の6部屋を開業する頃は、3万5,000坪になっていました。 |
| 渡辺 | その土地全部を、一人の地主さんが持っていたのですか。 |
| 北山 | そうですね。大体ご一族です。 |
| 渡辺 | 男性的っておっしゃったけど、たしかに雄大で、軽井沢よりミステリアスですよ。 |
| 北山 | そうですか。 |
| 渡辺 | 遥けくも、ここまで来た。という感じで。 |
| 北山 | 茶臼岳を中心に那須の連山には、深山幽谷に生息する鶺鴒をはじめ、多くの動植物が豊かに残っていて、自然の奥行きが深いですね。それにここ二期倶楽部の周辺に里山の雰囲気も残っていて、両方のよさがあって、案外町も近い。東京にも程近く素晴らしい場所だと思っています。 |
| 渡辺 | それに、東京から程よい距離というか、時間ですね。道も整っていて。 |
| 北山 | 御用邸があるせいか、看板の規制も厳しく、自然が保護されているように思えます。まさか、自身で宿屋を始めるとは思っていませんでした。 |
| 渡辺 | でも、すごいな。ここにこんな施設をつくりだすなんて。 |
| 北山 | 先生は初めてですか、那須は。 |
| 渡辺 | いいえ、那須は何度かきてます。以前、集英社という出版社が山荘を持っていてゴルフに来て泊まったりしました。 |
| 北山 | どのあたりでしょうか。那須高原には会社の保養所がたくさんありますから。 |
| 渡辺 | そうなんですが、その山荘はなくなったんですよ。感じがアットホームすぎて。そうゆうところ、社員って嫌いでしょう。 |
| 北山 | それは嫌よね。上司と会ったり。くつろげませんね。 |
| 渡辺 | いま、社員寮はあまり人気がありませんね。 |
| 北山 | 私が今、山荘で使っているところも、元日経新聞社の寮です。縁あって購入。リノベーションも終え、内装もすっかりと変え、使っています。 |
| 渡辺 | でも二十年以上前によくこの土地を買いましたね。その時はどういうイメージを? |
| 北山 | それこそ会社の保養所でもと、そんな思いでした。しかし、保養所は10年もたつと大変な荷物になると。色々と考えた末に、小さな宿屋なら私でもできるように思えたのです。それがこんなに苦労することになるとは・・・。人生は不思議なものです。 |
| 渡辺 | それを思いついたのは、土地を買われた後ですか。 |
| 北山 | 7、8年たってからですね。 |
| 渡辺 | 建築を始めたのは? |
| 北山 | 1986年に竣工していますから、82〜83年です。その頃は既に構想を温めていて、日本ではオーベルジュという言葉に馴染みがなく、ただ、和でも洋でもない、私自身が泊まって心地よく思える別荘のような宿屋にしようと思ったのです。 |
| 渡辺 | それが最初の・・・。 |
| 北山 | 池の前の6部屋です。宿泊施設というと、旅館かホテルですね。ホテルというと都心のグランドホテル系か、またはリゾートホテル、スキー場にも海浜リゾート地にも、コンクリートの大きなホテルがあります。あとは老舗の旅館・・・。貫禄のある仲居さんがいるでしょ。若かったせいか、お部屋に挨拶にみえると、こちらのほうが居住まいを正して緊張している感じで。旅館は朝寝坊したいと思っても朝食とか、布団をあげるとかで起こされるし、これは、もうまいったなと思って。 |
| 渡辺 | 客のほうが気兼ねしてね。 |
| 北山 | それに、ホテルは色気がないっていうか、無機的でつまらない。なぜヨーロッパみたいな小さな宿屋がないんだろうと思っていました。小さくて愛らしいホテルを創ろうと思いました。別荘以上にくつろげる二期倶楽部。二期倶楽部では基本的なサービスに気を配ることはあっても、あえておかまいはいたしません。シンプルな宿屋です。 |
| 渡辺 | ヨーロッパ風旅館。というわけですね。やっぱりそういうのは、女性だからできるのかもしれない。男って、もう少し合理的に計算して、はたしてペイしてやっていけるのか、細かい計算をたくさんする。女の人は感覚的で「とにかくやってみたいのよ」といってはじめる。そのむこう見ずな凄みってありますね。 |
| 北山 | そうですね。(笑) |
| 渡辺 | 女の人のほうが怖さ知らずのところがあって、いろいろなことにトライする。それが成功して、思いがけなく伸びたりするんだけど。男は強そうに見えて、意外に憶病者で。だから、きちんと計算しないとできない。 |
| 北山 | 裏付けがないと不安なんですね。 |
| 渡辺 | オーベルジュでも何でも、新しいことは意外に女性がはじめることが多いような気がしますね。 |
| 北山 | そうでしょうか。私は貧乏性で、これでもなかなか思い切ってお金が使えなくて、やっぱり計算しますよ。ロマン的な部分と合理的な部分が自身の中で混在しています。スタートの本館は着工が83年でバブルの前ですから、まだ建築費も安かったように記憶しています。立派に見えますけど、たった6部屋ですから、サイズを大きくしなかったのが、20年つぶれずにやれてこれたのではと感じています。 |
| 渡辺 | 常識で考えると、6部屋でペイするとは思えないけど。 |
| 北山 | 宿屋業は基本的にもうからない。もうけようと思ったら、他の仕事をしたほうがいいですよ。 |
| 渡辺 | ほら、(笑)。そのあたりがすごい。 |
| 北山 | 他にできることがあったら、別の仕事をしていたと思います。ただこれしかできなかったので。 |
| 渡辺 | 頭がいい男はとくに計算するんですよ。企画でも、それはこうこうこうで、これだから駄目ですなんていう。だから、大きく飛べない。 |
| 北山 | でも、それは頭が悪いんじゃない? |
| 渡辺 | そのとおり、結果として、限界を予想するから挑戦できない。東大を出た官僚みたいに。 |
| 北山 | 多分挑戦できないっていうのは、挑戦して失敗すると、自分のポストがなくなるという不安感があるからでしょう。(笑) |
| 渡辺 | もちろんそうなんだけど、とにかく女は大胆だから(笑) |
| 北山 | そうですか。そんなに違ったら、男と女は永遠にわかり合えないですね、きっと。 |
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「レストラン 二期倶楽部 広尾」は一休.comレストランからご予約いただけます。
東京・広尾で味わう、那須・二期倶楽部の「フレンチと和の饗宴」。那須の契約農家から送られてくる地の素材を使ったオリジナルメニューが楽しめます。
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二期倶楽部でセレクト、ご提供しているアメニティ、リラクゼーショングッズや、ホテル宿泊券が購入できます。
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