
私は着物のセレクトショップ「四君子」の仕事を始めて、着物が身近になりました。持っているけれど、いざ着るとなると、めんどくさい。そんな私も意識が変わりました。今年の夏は、浴衣を着ようと決め、お店で扱っている総しぼりの浴衣をあつらえました。新しいアーティストの展覧会をしたときに、浴衣を着たら、すっごく評判も良く、「いい感じ」って思えたんです。
浴衣に慣れると着物のよさもわかって、着物に入りやすくなるし、綿素材で着ていても涼しくて気持ちいい。洋服のようにサイズを選ばない。浴衣はすぐれものですよ。なんと言っても、女っぽい気持ちになる! 髪もきれいにセットしてアップにするより、自分でくるくるっとまとめてラフに留めるほうがいい。気軽に着れるのも魅力的でしょ。
種類がたくさんありますが、総しぼりの浴衣は綿素材の素朴さの中に、華やかさがありおすすめ。夏の暑い日、浴衣は見た目にも涼しげだし、着ている人も涼しい。
派手な浴衣に透け透けの帯をしていたり、派手なリボン結びにしたり、若い人が浴衣を着るようになったのは嬉しいですね。帯どめにブローチを使ったり、コサージュを飾ったり、自分流にくふうしたいものですね。バッグもカゴバッグにハンカチやリボンをまとめて結んだり、チャームをつけたり、カスタマイズして、世の中に一つだけのオリジナルをつくっちゃってください。
何人かで浴衣を着て、食事に行ったり、夏しかできないことをしましょう。今年の夏は浴衣を着ませんか。
東京生まれ。セツモードセミナー卒。高校在学中に二科展入選、イラストレーターを経てスタイリストに。