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一期一会

えなみ眞理子 ファッション・イノベーションえなみ眞理子 ファッション・イノベーション




VOL.24

ちょい悪オヤジ

“ちょい悪オヤジ”が流行りました。品行方正でまじめな男の人にとっては、新鮮でとてもうけましたが、着こなしで一番むずかしいのが、この“ちょい悪”。

“ちょい”というのが、魅力的でやってみたくなりますが、間違えると大変なことになってしまうんです。
“ちょい悪オヤジ”の代表になったジローラモさんはイタリア人で、背が高く、洋服を着こなすセンスを持っているからカッコイイ。イタリア人は、色の使い方や洋服の選び方が実にうまい。ここまで考えておしゃれをするのは、逆にカッコ悪いんじゃない? というくらい決めても様になって、すごくおしゃれに見える。

でも、これを一般の人が真似すると、大変むずかしく、“大悪オヤジ”になったり“ちょいダサオヤジ”になるので気をつけましょうね。では、どう気をつけるかといっても、“ちょい悪”というのは千差万別だから、こうすれば大丈夫といえるものではないんです。
たとえば、少し怖く見られる人は、崩すのをやめて、爽やか系でまとめると上手い具合に逆に“ちょい悪”ができ上がったりするんです。顔がやさしいとか、童顔という人は逆に崩したほうがいい。
無理に若作りしないことを念頭におくことも重要です。着こなしがわからなくなった時はボタンのはずし方やシャツの選び方一つで変わることを覚えておくといいでしょう。

日本人の場合、気をつけなければいけないのは、黒いシャツ、黒に細く白い縞が入っているシャツ、ダークグレーのシャツといったかなり濃い色を着る時です。自信ないと思ったら、白、アイボリー、うすいブルーといった明るい色を着るといいですよ。
そういうふうに、シャツを明るい色で振って、表のジャケットを濃くする。これで、でき上がり。締まった着こなしになります。
上級者は逆をトライしてほしいですね。濃いグレーのシャツや紺色のシャツに白いジャケットを合わせるとカッコイイ。かなり難しいのですが。
素材も大事です。夏なら麻のシャツに麻のジャケットを着るだけで“ちょい悪”になります。しわの加減がとてもいい雰囲気を出してくれて。しわが気になる方は、麻とポリエステルなどの混紡もいいですよ。素材がかもし出す「しわ」こそおしゃれ。
工夫をして、楽しんでください。






えなみ眞理子 東京生まれ。セツモードセミナー卒。高校在学中に二科展入選、イラストレーターを経てスタイリストに。
有限会社 えなみ眞理子事務所 代表
コマーシャル、雑誌、映画等のスタイリング及び衣装デザインで活躍。そのかたわら、人気ブランドのスーパーバイザー等の仕事もこなす。今迄に於いて手掛けたコマーシャルの作品数はすでに1000本を超える。
着物のセレクトショップ 六本木“四君子”のディレクターをつとめる。
「Shikunshi 四君子」
2007年11月21日(水) Grand Open(営業時間11:00〜21:00)
〒106-0032 東京都港区六本木5-10-25 URL: www.shikunshi.com
TEL 03-5414-2951 FAX 03-5414-2967 E-mail: roppongi@shikunshi.com









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