

シャンパンのクリュグのパーティは、毎回、テーマが決まっています。シャンパンが好きな人の集まりでもありますが、その時々のテーマにはいつも驚かされます。
たとえば、今回は京都の老舗の着物地を、ワインの収穫時にフランスに行って、ワインで染色したのです。どんな色になるのかも、わからないままに、作ったそうです。
染めたショールを見せてもらいましたが、それが何とも言えないうすい桜色。ラベンダーとピンクが混じったとでも言うのか、淡いけれども複雑な、それはそれは美しい色合いでした。
チェスを作ったり、クリュグ入りの旅行カバンだったり、いつもテーマがあり、それに沿った素敵なパーティで、参加する人たちを楽しませてくれます。
また、春には、桜をライトアップしてシャンパンを飲むパーティもありました。その時、参加者に出された条件は、桜にちなんで、どこかにピンク色を身につける、というものでした。アイデアとセンスが表現されている装 いを見るのは、楽しかったですね。
また、会場選びもうまい。庭のある一軒家を借りてのパーティだったり、鴨料理で有名なレストラン“トゥール・ダルジャン”だったり。もちろん、ドレスコードはフォーマル。男性はブラックタイですから、女性も着物かロングドレスです。
このように、主催者のこだわりと思いがこもったパーティだと、何を着て行こうかと、あれやこれや考えるのは楽しみですね。持っているドレスを着てシュミレーションしたり、ブティックで試着したり、買ったり。パーティ当日だけではなく、何日も楽しませてくれます。
ちなみに私はこの日に合わせて、イヴ・サンローランのフルレングスのドレスを買いました! こんな贅沢ができるのも、素敵なパーティがあるからこそ、なのですね。
東京生まれ。セツモードセミナー卒。高校在学中に二科展入選、イラストレーターを経てスタイリストに。