Web Magazine TOP > ファッション・イノベーション
一期一会

えなみ眞理子 ファッション・イノベーションえなみ眞理子 ファッション・イノベーション



< back | バックナンバー | next >

[ VOL.14 ]

シャンパンのクリュグのパーティは、毎回、テーマが決まっています。シャンパンが好きな人の集まりでもありますが、その時々のテーマにはいつも驚かされます。

たとえば、今回は京都の老舗の着物地を、ワインの収穫時にフランスに行って、ワインで染色したのです。どんな色になるのかも、わからないままに、作ったそうです。

染めたショールを見せてもらいましたが、それが何とも言えないうすい桜色。ラベンダーとピンクが混じったとでも言うのか、淡いけれども複雑な、それはそれは美しい色合いでした。

チェスを作ったり、クリュグ入りの旅行カバンだったり、いつもテーマがあり、それに沿った素敵なパーティで、参加する人たちを楽しませてくれます。

また、春には、桜をライトアップしてシャンパンを飲むパーティもありました。その時、参加者に出された条件は、桜にちなんで、どこかにピンク色を身につける、というものでした。アイデアとセンスが表現されている装 いを見るのは、楽しかったですね。

また、会場選びもうまい。庭のある一軒家を借りてのパーティだったり、鴨料理で有名なレストラン“トゥール・ダルジャン”だったり。もちろん、ドレスコードはフォーマル。男性はブラックタイですから、女性も着物かロングドレスです。

このように、主催者のこだわりと思いがこもったパーティだと、何を着て行こうかと、あれやこれや考えるのは楽しみですね。持っているドレスを着てシュミレーションしたり、ブティックで試着したり、買ったり。パーティ当日だけではなく、何日も楽しませてくれます。

ちなみに私はこの日に合わせて、イヴ・サンローランのフルレングスのドレスを買いました! こんな贅沢ができるのも、素敵なパーティがあるからこそ、なのですね。






東京生まれ。セツモードセミナー卒。高校在学中に二科展入選、イラストレーターを経てスタイリストに。
有限会社 えなみ眞理子事務所 代表
コマーシャル、雑誌、映画等のスタイリング及び衣装デザインで活躍。そのかたわら、人気ブランドのスーパーバイザー等の仕事もこなす。今迄に於いて手掛けたコマーシャルの作品数はすでに1000本を超える。



< back | バックナンバー | next >







もどる


eTBT
思い出特派員