

着物は美しい。なんといっても色がいい。うすいベージュやグレー、淡いピンクなど、きれいな色がたくさんあり、外国ではなかなか出せない微妙な美しさです。ふだんに着るのはなかなか難しいので、結婚式やパーティなどで、ぜひ着てほしい。
着物には、決まりごとがいろいろあるけれど、そんなに難しくはありませんよ。たとえば、紬(つむぎ)は、どんなに高価であっても、普段着ですから、正式なところには着ていけません。そんなことは、少し勉強すれば、すぐにわかりますし、知れば知るほど、奥が深くて、面白いことがわかってきますよ。
高い着物は、いくらでもありますが、今では、15万円ぐらいで全部揃えられるものもあります。バッグに20万、30万円出して買っている人も多いのですから、しっとりと美しい着物を買うのもいいのでは……。
結婚式に出席するのに、洋服に迷ったら、着物にするといいのでは。着物は日本独特のとってもいい文化です。年齢を重ねると、その年のよさが出るし、若い人もどんどん着て、着物にも慣れてほしいものです。
成人式の時だけ、大金をかけて着物を作るのではなく、ずっと着られる着物にも目を向けてほしいですね。
そして、着物を着る時は、少し地味目をお勧めします。帯を派手にして、帯じめや帯あげは補色にするとか。無地のブルーの着物に、帯じめ、帯あげを真っ赤にするのもきれい。そういう楽しみ方をしてほしい。コーディネイトで、一枚の着物がまったく違う一枚に見えたりするのです。どう、素敵でしょう。
今、世界的にもJAPANブームが起きています。これを機会に着物文化に触れてみてはいかがですか。
東京生まれ。セツモードセミナー卒。高校在学中に二科展入選、イラストレーターを経てスタイリストに。