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一期一会

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[ VOL.6 ]

先日、女優の寺島しのぶさんの結婚式に出席してきました。テレビでご覧になった方も多いと思いますが、素敵な披露宴でした。新郎側はフランス人の友達や親戚の方がたくさんいらしている。寺島さんのほうは、歌舞伎の世界ですから、歌舞伎役者の方々、着物を素敵に着こなすマダムと和服が多かったですね。ドレスも着物も素敵なこと、またその着こなし方のうまさにも感激しました。

フランスと日本が調和しているというのか、異文化交流というのか、2歳ぐらいの女の子はチュチュを着て、ワインレッドのタイツをはいていました。日本人だったら、白のタイツをはかせてしまいそうなのに、ワインレッドの色がきいていた。まるで、天使のように可愛らしい。


しかも、場所が原美術館。日本の中でも素敵な美術館の一つ。建物の雰囲気もいいし、庭も新緑でさらに明るく輝いている。演出も和太鼓あり、鏡割りあり、ダンスあり……。お父様の尾上菊五郎さんもお母様の冨司純子さんも踊っていらっしゃる。みんなで上品に盛り上がって、心に残る結婚披露宴でした。

主役の新郎新婦が素敵なのはもちろん、ゲストの装いとマナーが素敵なのも印象的でしたね。ゲストがうまく着こなしていて、感じがいいと、そのパーティは盛り上がります。

5月、6月と結婚式のシーズンですから、素敵なゲストになるように、心がけたいものです。結婚式というハレの日、正装して出席しないのでは、主催している方々に失礼です。
自分のよさをうまくアピールするのは、ただ目立つように派手にすることではありません。

日本人は本当におしゃれになりました。ただ、普段の服装はとてもうまく着こなしているのに、結婚式になると、なぜかうまくいっていない。どうしてなのか、考えてみると、みんな似たような仕上がりになっているんですね。個性がなくて、結婚式のおきまりの服装に。パッと見て、「素敵ね」という人が非常に少ないのは残念です。
花嫁より目立つ装いがいけないことは、ご存知だと思いますが、ここで装いについて確認してみますと、新郎新婦が和式でも洋式でも、白い服は着てはいけません。また、シルバーや光沢のあるグレーは、光の加減で白に見えるので避けたほうがよいでしょう。赤や黄色のドレスでも、色だけでなくデザインで、花嫁よりも目立つ可能性があるものはだめですよ。キラキラ光るものも要注意です。
また、皮ものは着てはいけませんよ。毛皮が部分的についているものもNO! 結婚というおめでたい席なのに、皮は殺生したものだからです。正式に揃えるのなら、靴も皮ではなく、シルクとか布製にするべきです。しかし、最近は靴はそこまで厳しく言わなくなりましたね。バッグも同じで、布製かビーズで作ったものが正式です。

くだけた披露宴だから、かたいこと言わなくても、というのは違います。新郎新婦の両親や親戚の方もいらしています。おめでたい席には、皮や毛皮がついているドレスや洋服は避けるべきなのです。
結婚式には、親族、仕事関係、いろいろな方がみえます。第一に品のいい装いにすることを心がけたいものです。
まずは、マナー違反にならないように気をつけましょうね。






東京生まれ。セツモードセミナー卒。高校在学中に二科展入選、イラストレーターを経てスタイリストに。
有限会社 えなみ眞理子事務所 代表
コマーシャル、雑誌、映画等のスタイリング及び衣装デザインで活躍。そのかたわら、人気ブランドのスーパーバイザー等の仕事もこなす。今迄に於いて手掛けたコマーシャルの作品数はすでに1000本を超える。



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