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一期一会

黒木 瞳黒木 瞳 心に残る出会い3

黒木 瞳 愛の深さが愛の怖さ

[3]人生最大の出会い

私にとって何より大きな出会いは、「娘」との出会いです。この世にいなかった人間が、私の元にやってきてくれたわけですから。夫との出会いより、インパクトがあります。(笑)

今、9歳です。毎日見ているとなかなか変化に気付かないんですが、ふっと立ち止まると、いつの間にこんなに大きくなったんだろうと思います。

子どもを育てる中で、知らず知らずのうちに、私も変わった部分があるかもしれません。それまでは自分が中心でしたが、子どもがいると、そうはいかない。夫のためには自分を犠牲にできないかもしれないけれど、子どものためなら……どうなんでしょうね。(笑)

黒木 瞳 イメージ1娘のおかげで、本当に癒されています。なかでも寝顔が、最高の癒し。口をあけて無防備な格好で寝ている姿が、なんともいえないですね。

家では台詞の練習の相手になってくれます。台詞を通して、新しい言葉を覚える場合もあるみたいです。
いつだったか、「ママ、裁判ってどういうものなの?」と聞かれました。「ちょっと待って。
今、覚えているところだから、質問は後にして」(笑)……そんな感じです。

寝かしつけるときも絵本の読み聞かせの代わりに、ずっと台詞を聞かせていました。今でも「台詞が一番、寝られるんだよね」と言っていますよ。「そろそろ寝るから、台詞言って」とか。(笑)

時間が足りないので、舞台の前には、ご飯を作りながら歌を覚えます。すると娘も一緒に覚えて、歌ってくれるんです。子どもって、覚えるのが早いですね。たぶん彼女なりに、私を応援したい、何か助けられればいいな、という気持ちがあるんでしょうね。

娘にはなんでも話しますが、仕事の話をすると、すごく喜びます。大人の世界を垣間見たい年頃かもしれませんね。だからといって、女優という仕事に興味があるかというと、違います。ネイリストになりたいと言ってみたり、モデルになりたいとか。将来の夢は、コロコロ変わりますが、いろいろと夢を持ってほしいですね。




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写真提供:© 2007『怪談』製作委員会


黒木 瞳

黒木 瞳 ― くろきひとみ ―
福岡県出身。1985年、宝塚歌劇団退団。映画『化身』(86年)で日本アカデミー賞新人俳優賞受賞、『失楽園』(97年)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞、『破線のマリス』(2000年)日本映画批評家大賞女優賞受賞。出演作品に映画『東京タワー』(05年)、『魍魎の匣』(07年末公開予定)、舞台『ハムレット』(90年)『MAMA LOVES manboT〜W』(00年〜06年)、テレビドラマ『オヤジぃ。』(03年)、『GOODLUCK!!』(03年)、『白い巨塔』(03年)、『プリマダム』(06年)など多数。詩やエッセイも執筆。代表作は『もう夫には恋できない』(04年)、五行詩『恋のちから 愛のススメ』(06年)などがある。映画『怪談』は07年8月4日より全国一斉ロードショー
黒木 瞳
黒木 瞳

撮影:篠山紀信/写真提供:婦人公論

黒木 瞳




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