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一期一会

小池栄子小池栄子 心に残る出会い1

女優として突き進むだけ1
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[1]誤魔化しがきかない世界

無事に結婚式と披露宴を7月24日に済ませることができました。昨年8月の入籍からほぼ1年経ってしまいましたが、その日が近づくにつれて、ワクワク感が高まっていくばかりで、しんみりする気持ちは、当日に至ってもなかったですね。チャペルでの式から披露宴までずっと、私ひとりお祭りみたいにテンションが高くて(笑)。周りの人には「もっと泣くかと思ったぁ〜」なんて言われました。当日だけではなく前日も、運動会前の子どものような、大きなイベントを心待ちにするときの興奮状態でした。

小池栄子さん1 400人以上もの方が出席してくださいました。本当にいい披露宴になったのですが、作家の村上龍さんからいただいた祝辞には、胸がじんとしました。「よく『幸せになってください』と言うけれども、幸せというのは、やりたいことができていることじゃないだろうか。あなたは芸能界、坂田君はプロレス界でやりたいことを見つけて、それができている。それこそが幸せなのだから、無理にこれから二人で幸せになっていこうなどと気負わずに、好きなことを続けながら頑張ってください」というような内容でした。

大勢が集まる場所が好きじゃない龍さんが、出席してくださったことが嬉しくて、さらに素敵な祝辞をいただけたことがありがたかったですね。来てくださった方ひとりひとりにそういう思いがあります。とにかく好きな人ばかりが集まってくださいました。こんな幸せなことないなと思ったら、どこを見ても、誰を見てもウキウキしてしまって、カラっと晴れやかな気持ちでした。

今は「よし、仕事頑張ろう」という気持ちですね。プライベートは落ち着いたから、これで仕事に集中できます。次に控えている仕事は舞台なんです。しかも地元、下北沢の本多劇場で9月16日から10月19日、ナイロン100℃の舞台『シャープさんフラットさん』に出演させていただきます。

作家で演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチさんとご一緒するのは今回が初めて。役者陣がホワイトチームとブラックチームの2チームに分かれてのダブルキャストです。私はブラックチームですが、お互いの稽古を見たことがないんですね。微妙にいろいろと違うらしいし、どうやら結末も違うみたい。サナトリウムを舞台に、ケラさんがモデルではないかと思われる構成作家と、そこに暮らす人だったり、職員だったりのドタバタ劇で、笑いについて考える、という内容です。

小池栄子さん2 舞台はこれでまだ8回目ですが、やはりお客さんの前で演じるのはいい刺激になります。もちろん稽古場の段階から、恥ずかしい思いもたくさんしますよ。私自身がコンプレックスに感じているところを、みんなの前で引きずり出されて言われることもあるし、痛いところ衝かれることもあります。でも、そうやって今の自分の実力やイメージと向き合わなければいけないからこそ、成長もできるし、自分を知るためにはすごくいい仕事だな、と思います。かっこつけや誤魔化しの効かない世界です。

舞台公演中にはお客さんのアンケートを毎日読むんです。みなさん、お金を払って時間を割いてきてくださるのだから、嘘なく本心で書いてくれているのだと思います。厳しい意見が書かれている場合もたくさんありますよ。でも、それでは落ち込みませんね。「あ、そうかぁ」と納得したり、「こういう意見があったのですが、どうでしょうね」と演出家に相談したりします。やはり私がお客さんの立場だとしたら、払った分だけ見せてほしいと思いますから、一所懸命やらないと。

先輩からは「舞台はやっていったほうがいいよ」「体が大きいし、舞台栄えするから」とよく言っていただきます。お芝居はもちろん、映画やテレビドラマも、今はいろいろ場数を重ねてやっていきたいと思っています。



小池栄子
小池栄子 ― こいけえいこ ―
1980年11月20日、東京都生まれ。1998年デビュー。以後、舞台、映画、テレビドラマ、バラエティーと幅広く活躍。現在『カンブリア宮殿』(テレビ東京)『爆笑問題の検索ちゃん』(テレビ朝日)『テレビで中国語』(NHK教育)「ネクスト」(NHK-BS1)などに出演している。映画『パコと魔法の絵本』が公開中。9月16日(火)〜10月19日(日)下北沢・本多劇場にてナイロン100℃公演 舞台『シャープさんフラットさん』に出演する。来年公開の映画『20世紀少年』では高須役を演じる。2007年8月29日、格闘家・坂田亘さんと結婚。2008年7月24日に結婚式・披露宴を行った。







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