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一期一会

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石原さとみ 自分探し1
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[3]舞台でいい汗を流したい

石原さとみ イメージ1 今年の夏は、つかこうへいさん作・演出の舞台、『幕末純情伝』が控えています。『奇跡の人』以来、2年ぶりの舞台です。

『奇跡の人』では、少女時代のヘレンケラー役を演じました。しゃべらない、聞こえないから反応しない、という設定で芝居をするのは、とても難しかったですね。舞台は初めてでしたから。‘演じる’ということは、映像も舞台も同じですが、3時間連続して、集中力を途切れさせないという経験がありません。ドラマはバラバラに撮影するので、「本番」の声から「カット」がかかるまで、長くて10分くらいです。その間、集中することには慣れてはいたんですけど。

公演が始まってしばらくは、毎日同じことをやるのが、正直、つらかったんです。でも共演者の方たちとお話するうちに気づかされました。お客さまは、その日初めて、私の芝居を見るわけで、私もその人の前でお芝居するのは初めて。「そうか、毎日違うんだな」と。簡単なことのようですが、最初はそれが実感できませんでした。でも、そこに気づけば気持ちを毎日新鮮に保っていられます。モチベーションが変わりますね。それからは本当に楽しんで本番に臨めるようになりました。

石原さとみ イメージ2 体の表現や、いかに見せる芝居をするかといったことを学びました。映像と違って、180度見られるわけですから。舞台を通して力がついた、という実感もありました。「もっといい仕事をしたい」という欲で進んでいくのも大事だけど、耐える力もないと、どんな仕事もできませんよね。ドラマや映画であれ、舞台であれ、作品づくりとはそういうことだと教えられました。どうやって楽しむかという発想力も必要。舞台を通して、そんなことを考えました。

『幕末純情伝』では、ガラッと役柄が変わりますが、どうなるんでしょう。稽古は7月からなので、正直まだ、実感がわきません。先日ポスターの撮影のときに、共演する真琴つばささんとお会いして、まだふわふわした感じではありますが、「いよいよ、始まるのかぁ」って思いました。撮影のために新撰組の羽織を着たら、とたんに、身が引き締まる感じがしました。

初めてつかさんにお会いしたときに、『幕末純情伝』に心の底から愛情を持っていらっしゃるのを感じました。私に対しても、熱い期待をかけてくださっています。ですから、その熱に負けないように、体当たりでぶつかっていかないといけないと思いました。頑張ります。稽古と本番を通して、「成長できた」と実感できる夏にしたいですね。いい汗、流したいです。



石原さとみ
石原さとみ ― いしはらさとみ ―
1986年、東京都生まれ。02年、ホリプロタレントスカウトキャラバンのグランプリを受賞し、翌03年、映画『わたしのグランパ』でデビュー。初出演ながら、同映画にて日本アカデミー賞新人俳優賞・ブルーリボン賞新人賞など数々の賞を受賞し、華々しいデビューを飾った。その後も数々のテレビドラマ・映画で活躍する。 2008年は、4月18日からスタートの『パズル』(夜9時放送)では本格ミステリーに挑戦しているほか、8月13日より主演舞台『幕末純情伝』(演出・つかこうへい)、9月13日には主演映画『フライング☆ラビッツ』が公開される。
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