

2003年に『わたしのグランパ』で映画デビューし、今年で6年目を迎えました。デビュー以来、ずっと忙しかったですね。マネージャーさんから、「3年経つともう少しゆっくりできるよ」と言われたのですが、ちっともそうなりません(笑)。でも、ありがたいことですね。
「いい仕事は忙しい大工に頼め」という言葉を聞きました。仕事が忙しくてまわりが見えなくなったり、ちょっと孤独を感じたり、間違った方向に進んでいるんじゃないかと不安になったときは、この言葉を思い出しなさいと言ってくださった方がいました。忙しい時期こそ、成長できる。だから今、頑張らなきゃいけないよって。
女優という仕事をしていると、いろいろな年代の人たちにお会いできます。同じ世代の人とだけ接していると、上の年齢の方と話すとき、ものすごく緊張したり、違う世界の人だと壁を作りがちです。私はデビュー作で、東陽一監督、筒井康隆先生、菅原文太さんという、経験豊かなすごい大人3人に囲まれて一ヵ月を過ごしました。あのとき3人が話してくださったことは、今でも仕事をしていく上で指針となることばかりですね。
4月18日にスタートする連続ドラマ『パズル』では、初めてミステリーに出演します。一話完結のドラマは初めての経験です。
私が演じるのは、年齢不詳の英語教師、鮎川美佐子。この道10年ということになっているので、30過ぎという設定でしょうね。ですから、私の実年齢よりはかなり上です。
受験指導の実績を買われて、超一流男子校に赴任してくるんですが、英語の先生なのに英語をしゃべれない。裏と表というか、まったく違う顔を持っている、不思議なキャラクターなんです。生徒たちの前ではとても高圧的な態度で、まるで生徒を見下しているような態度ですが、時にとてもおしとやかで純粋、生徒思いの熱血教師だったりもします。自己中心的でお金が大好きで、友情よりお金、生徒たちよりお金。財宝がらみの事件に首をつっこんだり、暗号を解いたり。お金が絡むとものすごく頭が回転して、推理力が冴えます。そのような魅力に生徒たちもついてくる。まぁ、生徒の弱みにつけこむのが上手、というのもあるんですけどね。(笑)
賞金目当てで何かをやると、景品がトイレットペーパー1年分とか、米俵3俵とか。高圧的な態度で傲慢そうに見えるけれど、なぜか憎めない。アメリカ人がきたら即、逃げ出したりするのも憎めないんですね。とにかく破天荒で濃いキャラクターなので、演じていて楽しいですね。やっている私がこれだけ面白がっているんですから、きっとご覧になる方も、楽しめると思います。
一話完結のドラマですが、数話並行して撮影が進むこともあり、頭のなかで時々ゴッチャになる(笑)。こんがらがらないように、必死で台本を読んでいます。毎回、ゲストが登場するんですが、すごく豪華ですよ。現場でいろいろ勉強させてもらっています。長台詞も多いので、最初は苦労していたのですが、回を追うごとにコツがわかって覚えるのも早くなりました。炎に囲まれての撮影もありましたし、とにかく体当たりでやるしかない。楽しんで『パズル』の鮎川を演じています。
