



ルネ・マルタンは毎回、趣向を凝らした選曲をする。今年は、シューベルトが1821年に初めて演奏されたコンサートの再現、1828年に友人たちが開催した唯一の作品の演奏など、お目にかかれない曲も聴けるので、プログラムは丹念にチェックしたい。
シューベルトの影響を受けた19世紀以降の作曲家、メンデルスゾーン、リスト、ブラームス、マーラー、ウェーベルンなどの曲も演奏される。
トリニダード・トバゴのレネゲイズ・スティール・バンド・オーケストラ、20名によるシューベルトの演奏も新しい試みである。音色と曲の雰囲気の初体験が楽しめる。ナントでも長蛇の列ができる人気だった。クラシックの領域が広がったことを体験できる。
チケットの半券で入場できる無料のコンサート、東京国際フォーラムの中庭で演奏されるもの、丸の内から銀座にかけて無料で聴くことができる演奏もたくさん用意されている。
チケットは当日も販売しているが、人気の演奏は売り切れになるので、事前に購入したい。
午前中に小ホールでピアノを聴き、新緑の青空の中、屋台村でランチをとる。午後、オーケストラの演奏の後、室内楽を聴く。ディナーは銀座のレストランで優雅に食べて、最後にミッシェル・コルボのレクイエムを聴く。一日を「ラ・フォル・ジュルネ」で満喫すれば、明日はどの公演を聴こうかとプログラムに夢中になる。

