悠久の時を感じる京の都に百余年の時を経て、今なお歴史を刻み続ける旅籠。連綿と受け継がれてきた匠たちの技と冴えが、静かに流れる和やかな京の刻を今に伝えます。ゆっくりとくつろいでいただくための家庭的なおもてなしがわたしたちの自慢です。

日昇別荘
は京都の中心部にあるものとしては、数少ない純和風木造二階建て大型建築の旅籠です。敷地の中心部には贅沢にも本格的な日本庭園を配置し、天明8年(1788)上棟されたものを近代建築の粋を集め、京の情緒と安らぎの佇まいを残しております。もともと日昇別荘の敷地は、享保年間(1716~1736)に糸割符商人で茶人でもあった有来新兵衛(うらい しんべえ)の屋敷でした。新兵衛もその当時の茶人の常として、作器をたしなみました。新兵衛の屋敷には文献によると小型の窯があったとされておりますが、当館敷地内にそのなごりをみとめることができます。
新兵衛の作陶の師、佐々竹庵(ささ ちくあん)の桃山時代(1582~1592)作の「竹の実印」がある「信楽旅枕花生」が当館敷地内から出土し、京都国立博物館に展示されております。
当館のあちらこちらに、焼き物を展示させていただいておりますが、皆様に少しでも「京やき」の良さを感じ取っていただければ幸いです。
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