

「ベネッセアートサイト直島」は、香川県直島を舞台に展開されているアート活動の総称です。直島では、これまで「瀬戸内海の風景の中、ひとつの場所に、時間をかけてアートをつくりあげていく」活動が続けられてきました。それは、直島の自然や、地域の固有の文化の中に、現代アートや建築を置くことによって、どこにもない特別な場所と経験を創造しようとする試みです。これからもこの手法により、直島を「美術的な出来事が起こる場所」にしていきたいと考えています。 |
「ベネッセアートサイト直島」は、ベネッセコーポレーションが香川県直島において展開している現代アート活動の総称である。1992年の「ベネッセハウス」の開館以来、直島では、自然、建築、歴史と対峙するアートの場所がつくられてきた。その方法としては、「サイトスペシフィックワーク(特定の場所でつくられる作品)」、つまり、アーティストを招き、直島を見て場所を選んでもらい、その場所のためにプランを立て、制作するという手法をとっている。これまでに、ウォルター・デ・マリア、ヤニス・クネリス、リチャード・ロングなどがこの方法で作品を制作し、完成後は永久設置されている。 |
| 1998年に開始した「家プロジェクト」は、この方法を、本村という歴史のある集落において展開したものである。人々が長い間住んできた家や信仰の対象としてきた神社や寺(寺の跡地でつくった作品もある)を舞台に、建物の空間自体が作品として形づくられる。ここでは、建物の中に作品が展示されたというものではなく、美術と建築とが同時に考えられ、同じ強さをもつものとしてつくられる。2002年秋、4つめの「護王神社」が完成し、この4件をもってプロジェクト全体として完成した。 | ![]() 南寺 ジェームズ・タレル 建築設計:安藤忠雄 |
| 直島のアート活動は、基本的にサイトスペシフィックなものである。「ベネッセハウス」で制作される作品は、安藤建築の強い個性に負けない強度をもち、逆にそれを場所の特性として取り込むことが必要であるし、「家プロジェクト」や、そのテンポラリーな形態である「スタンダード」展などの企画展(※)は、美術館という温室の中ではなく、実際の世界の中で、もともとそこにあるものと、作品とがダイレクトにぶつかり、それでも成立する強度が求められる。 これらの活動をとおして実現したいのは、自分やアーティストのビジョンを形にすることではない。そうではなく、自分たち自身も知らなかった「他者としての場所」を発見することである。自分たちが直島の各場所を厳密にとらえ、どのようなものをつくりたいかを意思決定し、それを実現するべくあらゆる方法をとる、そのことによって、逆に、それではとらえきれない豊かな現実を発見することになる。そのような、発見されるべき「豊かさと深み」を持つ場にしたいと考えている。 ※「スタンダード」展:2001年9月〜12月開催。島全体のさまざまな家や施設、路地を舞台とした企画展。 |


| 〒761-3110 香川県香川郡直島町琴弾地 TEL 087-892-2030 FAX 087-892-2259 |
アクセス方法
| 飛行機(高松空港から) |

| JR(岡山駅から) |

| 自家用車(瀬戸中央自動車道 水島ICから) |
| 岡山から宇野への交通(いずれも所要時間50分) ■特急バス 岡山駅表口バスターミナル8番より「渋川・玉野・瀬戸内マリンホテル行」乗車。宇野駅下車。ほぼ30分ごとに運行。 ■JR 瀬戸大橋線の場合は茶屋町にて宇野線に乗換え、宇野駅下車。宇野線は宇野駅まで直通。 ■タクシー 岡山駅表口より乗車。宇野港下車。 直島内の交通 ■直島宮ノ浦港より直島町営バス 「ベネッセハウス・地中美術館行」をご利用ください。 |